サマーウォーズ 1/杉基イクラ(原作/細田守 キャラクター原案/貞本義行)
高校2年の夏休み、健二は憧れの先輩・夏希にバイトを頼まれ、彼女の曾祖母の実家に行くことに、だが、バイトの内容は夏希の「フィアンセ」のフリをする事だった…!?
総勢27名の親戚一同に気おされながらも何とか初日を乗り切った健二。その夜、不審な数学クイズのメールを受け取った健二は、数学好きの虫が疼いて夢中になって解答する。それが大災害の引き金になることも知らずに…。
サマーウォーズ 2/杉基イクラ(原作/細田守 キャラクター原案/貞本義行)
仮想世界OZを大混乱させ、日本各地をパニックに陥れた進化する人工知能・ラブマシーン。その開発者は、なんと陣内家の問題児・侘助だった! 身内の不始末に当主の栄は激怒し、事件のカタは陣内家でつけると啖呵を切る。だが、その夜、栄の身に思いがけない悲劇が起こり…。悲しみにくれる夏希たちの姿を目の当たりにした健二は、佳主馬らとともにラブマシーンへのリベンジを決意する。はたして"合戦"の行方は…!?
サマーウォーズ 3/杉基イクラ(原作/細田守 キャラクター原案/貞本義行)
捕獲作戦をかいくぐり、巨大モンスターへと進化したラブマシーンは恐るべき逆襲に出た。小惑星探査機「あらわし」をジャックし、核施設に向けて落下させ始めたのだ! 刻一刻と破滅が迫るなか、健二は人の持つ"勝負運"にすべてを賭けた。花札を使ってアカウントを取り戻す一か八かの作戦――人類の運命を託された夏希は、栄直伝の「こいこい」でラブマに挑むが!? 漫画版オリジナルの後日談も収録した、感動の完結巻!
8月1日ということで、今日はサマーウォーズです。本当は昨日読みたかったんですが仕方ない。
これでサマーウォーズで紹介していないのはないかな?
先日、金曜ロードSHOWで放送されていましたから、見た人もいるかもしれません。
が、あれって時間内に納めるためにカットされてるシーンかなりあるんです。
私はDVD→関連本→金ロという順番で見たんですが、DVDと金ロでは夏希に対する印象がかなり違いました。
今なら100円もあれば借りられるだろうから是非見比べて欲しいな、と思います。
このコミカライズを読んだ印象は「夏希がちゃんとヒロインしてるな」でした。
なんていったらいいのかな。
映画だと夏希が結構ひどいんですよ。
自分に気のある後輩(気づいていないだろうけど)に無茶ぶりして自分の親戚宅に連れてきておいて、自分の大好きなおじさんが現れたらほぼ放置。最後にキスしてますが、あれは吊り橋効果じゃないのかなーと。
ノベライズだと夏希が健二をバイトに誘った理由、男性恐怖症、栄おばあちゃんに侘助さんのことを頼まれていたなど、バックグラウンドが描写されているのでまた少し違った印象を受けるんです。
そして、このコミカライズはちょっとラブコメっぽいんですよ。
健二が夏希に対してフォローに回っているんで、夏希が恋していく様というか、健二が夏希を好きな気持ちだとかが理解しやすいかな、と。
まあ、映画が健二と夏希の接点がなさすぎるってだけなんでしょうけど。
なので、NL(というか健夏)好きならこれがオススメです。
ノベライズもそうだったんですが、大まかなストーリーに変更はないものの、細かな点はけっこう違うので比べてみてもおもしろいかも。
陣内家の2階にある侘助さんの部屋とか描かれてるのこのコミカライズだけだった気がしますし。
壁にかかっているカレンダーに10年の月日を感じました。
栄おばあちゃんが亡くなったあと横スクロールするシーンあるじゃないですか。
夏希が涙して、それを健二が止めようとするシーン。あそこは映画よりこちらの方が好きでした。
腐女子として楽しめる萌えはあんまりなかったです。
作中で聖美さん(佳主馬母)も言ってますが、健二と佳主馬くんの関係が兄弟みたいなんですよ。
でも物語として楽しむ分には普通によかったです。
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