大江戸妖怪かわら版 5 雀、大浪花に行く/香月日輪
今度の取材は西の魔都・大浪花へ。初めての長旅に心躍らせる雀と桜丸は鬼火の旦那の手引きで、大浪花にただ一人の人間・修繕屋と会うことに。彼は雀を元の世界に帰す力すらもつという。そのころ大浪花城に、稲妻と高波を呼ぶ神獣「雷馬」が街を襲うという報せが舞い込んだ。旅を満喫する雀の命運やいかに。
しばらく前に購入していたんですが、ようやく読めました。
あらすじにもあるとおり、今回は雀が大江戸から大浪花まで出向きます。
そこで、鬼火の旦那と「存在としての型が同じもの」である修繕屋と出会います。
この同じ型って話は
ツバサを思い出しました。
修繕屋は香月作品の既存キャラですね。
修繕屋=
不思議町の師匠です。
修繕屋は術者であり、次元をわたることができる、んです。
ちょっと気になったことが1点。
魔法の塔で江角さんの話の際に言及されていたのかな?
この次元に次元をわたるだけの力を持った存在は2、3人しかいないとか言ってませんでしたっけ。
読んだのだいぶ昔なので、覚え違いかもしれませんが、それにしても次元を渡れる人物本当に多いですね。
地獄堂のヴァレンタイン卿、不思議町の修繕屋は確定。
魔法の塔は行き来ではなく往路オンリーだからここに含めていいのか不明。
自己申告だし、お得意の商売文句かもしれないからあれですが妖アパの骨董屋も「次元をわたる」って言ってるんですよね。
あとはそうですね、地獄堂のオヤジも怪しいかなーと思ってます。ゴールデンアイズ=オヤジ?って推測がなりたつから、もしそれがイコールならゴールデンアイズも次元を越えてこの世界にやってきたことになりますからね。
でも異世界からの来訪者扱いになり、魔法の塔のエスペトロスと同じで2,3人には含めないと見る方が正解かな?という気もしますが。
閑話休題。
もしかして今回が初でしょうか?
いつもは、雀が様々な体験をして色んなことを感じて、それをかわら版の記事にするというところまでが描かれているんです。
でも今回は、かわら版の記載はなし。
まあ、雀が改めて大江戸で生きていくことを意識した上で楽しそうだったからいいんですけど。
大江戸はあと2巻。
これ以上新作が発表されないので1作1作大事に読んでいきたいと思います。
[2回]
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