れでぃ×ばと! 5/上月司
やんきー面の日野秋晴。彼が元超お嬢様学校の白麗陵学院に編入し、はやくも二学期を迎えました。秋も深まる二学期のイベントといえば、何といっても体育祭! そう、体育祭を舞台に、「秋晴と一緒に遊園地を行く権」を賭けて、朋美とセルニアの血で血を洗う戦いの火蓋が切って落とされたのでございまして……っ!?
そのほか、秋晴の上に突如魔女っ娘が落下してきたり、中華眼鏡っ娘・鳳水蘭の意外な正体が発覚したり、人肌恋しい秋の白麗陵はドッキドキ☆のイベント盛りだくさん♪
シリーズ第五弾の登場ですっ!!
今回の表紙は合法ロリータ・みみなですね。
わたし、ロリっ気はありませんが、みみなは結構好きです。
今回もまた3話とおまけとしてキャラクターファイルが収録されています。
まず
第11話。新キャラが登場します。
ピナ=スフォルムクラン=エストー。
北欧の島国スフォル王国の王女さまで、日本のオタク文化が大好きな銀髪ツインテールにティアラを乗っけた少女です。
この子は秋晴たちの1こ下で中等部の生徒なのですが、その立場と言動により、浮いていたようです。
あとがきでも触れられていましたが名前だけは1話でも登場していましたね。
ピナがコスプレまでしていたアニメ『マジカルディーバ』ですが、
スケットダンスで度々登場する『リアリティ☆マジ』を思い出しました。
どちらも魔法少女なんですが、ディーバはDV(ドメスティックバイオレンス)、リアリティ☆マジは話術やペテンを用いるとか……。
明らかに子供向けのアニメじゃない。
ピナのいう「今更小娘なんぞに語られなくても百年以上前からある芸術作品の評価などとうに出尽くしていてる」っていうのには納得しました。
みみなが語るのならまた変わってくるのでしょうがね。
そういうわけじゃないし。
ピナのお友達第1号として、理事長こと楓があてがわれたわけですが、いいのかな?
確かに楓はそういうゲームとかアニメとか大好きなようですけど、腐ってますよ?
ピナも影響されてしまうんじゃないのかなーと。
まあ、ため込むよりはいいか。
次に
第12話。轟に退学の危機がやってきます。
というのも月1ぐらいのペースで行われる従育科試験。
その言動が影響して、轟は今まで三回行われた試験に一度も参加できていません。
そして、試験は成績に影響します。
つまり、試験不参加が響いて成績が悪くなる=学業不振で退学もありえますよ、ってこと。
それに泣きつかれて秋晴は仲介役をこなすことになります。
譲渡不可能なパートナーカードをすでに朋美からもらっていたために、一番パートナー役として無難である朋美は無理。
「秋晴が仲介できて、轟のセクハラに耐えられる人物」ということで選ばれたのはセルニアだったんです。
そして、セルニアと轟を二人っきりさせるわけにもいかないからと秋晴も鳳とペアを組んで試験に参加することになります。
今まで、「セルニアの友人」という立ち位置でまともに秋晴と絡むことがなかった鳳ですが、背景はけっこうすごいらしいですよ。
ぼかされていましたけど、チャイニーズマフィアとかそういうのなんだろうなぁ。
というか轟が大地の次くらいにすごいってことに本当にびっくりしました。
「使用人が男しかいない男色家の友人に紹介してやろうか」と考えていたセルニアには笑ってしまいました。
セルニアといい、秋晴といい自覚こそしていないものの、感情は育ってきたようですね。
最後、
第13話。
体育祭で朋美とセルニアが対決する話。
原因というかきっかけは秋晴がピナから貰ったアミューズメントパークの特別招待券を貰ったこと。
5枚あったので秋晴、大地、轟、三毛の従育科男子は確定として残り1枚をどうするかってところから話が膨らんでしまって。
渡りに船とばかりに催されることが決まった体育祭で、勝負することになります。
セルニアのやる気に触発されて、赤組の先輩方もやる気を出したところで次巻へ。
ちなみにセルニアと秋晴、四季鏡妹は赤組。br朋美は黒組なのですが、大地やマーダー侍女ことヘディエなど規格外なやつらも黒組。
ぶっちゃけセルニアに勝ち目は薄い気がするのですが……。
続きが気になるので早いうちに読んでしまいたいと思います。
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