サマーウォーズ クライシス・オブ・OZ/土屋つかさ(原作:細田守)
ネット上の仮想世界OZで、“キングカズマ”として名を馳せる佳主馬は、ちょっとドジなアバター【マキ】と出会う。しかも【マキ】の本体である真紀は佳主馬がいるネットカフェの隣席におり、彼女が兄から預かったデータを狙う男たちに襲われていた! 真紀を助けた佳主馬は、男たちから逃げるうちにそのデータがOZに莫大な被害をもたらすものだと知るのだった。真紀とOZを守るため、佳主馬と“キングカズマ”は戦いに挑む!!
この感想は携帯から書いてます。
携帯とパソコンからでは印象が結構変わるので見づらかったらごめんなさい。
この作品でスピンオフは終わりかな?
残っているのは映画本編のノベライズとコミカライズ。うーん、楽しみ。
時間軸は映画本編の3ヶ月前。
ちょうどGWの話です。
以前紹介した
キング・カズマVSクイーン・オズが映画本編の1年前。
そのときに初チャンピオンになって秋、冬とキングの称号を守り3度目の防衛戦に挑もうとしているころ、らしいです。
おもしろかったです。
OZの説明だとかは映画を見ていた方がわかりやすかいと思いますが、映画を見てなくても十分楽しめると思います。
サマーウォーズの世界観ってOZがあってこそだし、いかにしてOZと現実世界を絡ませた事件を起こすかってことに作品の成否がかかっているといっても過言じゃないと思うのです。
そういう点では結構うまくいっているのではないでしょうか。
私は好きです。
途中OZ上でも現実世界でも何度も佳主馬たちを助けることになるバイトのエリアマスター【KK】。
KK =健二だということはどこかの二次創作サイトで見て知っていました。「KK=健二だとわからないまま助けられた」くらいな内容でしたけど。
KK=健二だと気づかせないように、作者も頑張ってましたね。
名前を変えて、ケンジのアバターの最大の特徴であるネズミ耳を帽子で隠し、
リアルではヘルメットで顔と声を隠し、風邪をひいて喉をやられたからと音声チャットを断り……。
それに、佳主馬くんって映画本編でラブマに乗っ取られたあとのケンジしかまともに見てないんですよね。
そういうことがあったからこのニアミスエピソードを入れられたんだろうなぁ。
この話って映画より前だから栄おばあちゃんが普通に生きてるんですよね。
やっぱり栄さんはかっこいいです。
そして理一さん(笑)
途中、ヘリコプターに乗って現れるというなんとも派手なことやってくれるんですが、出ましたよあのセリフ。
「ちょっと、言えないところ」
吹きました。そしてテンションあがりました。
好きだなぁ、このおじさん。
名前こそ出ていませんが、KK(健二)の部活で1番仲のいい友達って間違いなく佐久間くんですよね。
佐久間くんって脇役に甘んじてますけど実は結構すごいんですよね。
社交的だし、頭いいし、手に職持ってるし。
完璧インドア派と思いきや、実はバイクも乗れるんだぜ、と。
すごいなぁ。
ちらりと触れられていましたが、佳主馬は元いじめっ子とはクラスは違うものの同じ中学で、1番仲がいいかもなんて語られてました。
そういうのを読むと「サマーウォーズ2」を見たくなりますね。
以前「2はあえて作らないでほしい」とかいってたんですけど前言撤回させてください。
デジモン02みたいにサマーウォーズも2012年設定でやってくれたらいいのにな、なんて思いました。
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