妖怪アパートの幽雅な日常 5/香月日輪
新任教師は妖怪以上の存在感?
妖怪アパートに(なぜか)滝が出現!
一方、学校には超個性派の新任教師が着任して、新たな事件の予感……?
清楚VS型破りの両極端な教師2人がやってきた。
英会話クラブの転入生騒動、中間試験でのカンニング事件、そして文化祭準備にも追われながら「生きる意味」を考えさせられた夕士、高2の2学期。
昨日の宣言通り、児童書を読んだんですが、想定していたより時間がかかってしまいました。
妖アパで1時間弱ってのはちょっとかかりすぎのような気が。
妖アパの
前巻を紹介したのは2011年7月!?
他の
香月作品を読んでいるのでそんな風に感じなかったのですが、びっくりしました。
今巻は、とうとう千晶ちゃんが登場!
ここからは千夕無双というか、長谷が押しやられてしまうというか(笑)
長谷がメインキャラなのは変わらないんだけど、どうしても……。
今巻も電話での登場のみかな。まあ、長谷は長谷で学校があるんで夏休みが終わってしまった以上、寿荘に遊びにくる時間が少なくなるのも仕方ないんでしょうけど。
それでも、最後(最終巻)はちゃんと長谷が持っていくあたりさすがですけど。
あらすじにもあるとおり、教師が2名やってきます。
千晶ちゃんと青木ですね。
前巻の引きで、夕士たちの担任が倒れたってあったのですが、それの後任と、
3巻で精神を患ってしまった三浦の後任です。
どちらもすごい、というのが正直な感想です。
ただし、その方向性は真逆。
作中で夕士もイラついてましたが、青木のアレには本当にイラッとしてしまいました。
作者の香月さんはこういう女性が本当に嫌いなようで、いろんな作品に似たようなキャラクターが登場しているんですよね。
魔法の塔の信久の母親(初期)とか、地獄堂の
鉄鼠の時のバカヒューマニストとか。
本人は悪いと思っていないし、周りもそれを悪いことだと思わないから善意を跳ね除けることもできないわけです。
善意ほど怖いものはないな、と思いました。
あ、神谷会長と江上部長も登場してます。
いやー、どちらも男前です。女性ですが。綺麗なんだけど、男前な女性も香月先生好きですよねー。
メインで登場する女性ってこういう芯のあるかっこいい女性が多いです。
コンプレックスのかたまりになってしまっている千夏ちゃんに関しては、「受け入れてもらえる」ってことが大事だったんですよね。
青木というぬるま湯に包み込まれて救われた千夏ちゃん。
そのぬるま湯で溺れ死ぬか、抜け出して一人立ち出来るかはまた別の話です。
青木のシンパののめりこみっぷりを見ていると、溺れ死んでしまいそうだなぁ。
アパートに夕士の修行用に滝が出来たり、月野木病院の患者さんたちと合同でお月見してみたりといろいろやっているんですが、千晶ちゃん登場のインパクトに霞んでしまいました(笑)
まだダーリンハニー呼びこそありませんでしたが、田代ちゃんが写メ撮りまくってるし、フールの「身体の相性」云々もあるし、マジあざとい。
次巻は修学旅行?
楽しみです。今度は今巻ほど間をあけずに紹介したいです。
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