天国の扉(ドア)は2つある/小林フユヒ
俺、退魔士ルスハと相棒のラグ・アズファール。幼なじみでくされ縁なふたりの任務は、『悪魔払い』――人のもつ負の感情からなる闇のエネルギー体『悪魔』を払うこと――だ。ところが、桁外れに天才で超絶美形で暴力番長で金にガメツイ“極悪司教様”ラグのおかげで、俺はボロボロ……。今日も出向いたある田舎町で、まんまと敵の怪しい罠にはめられて!? 新・爆走アクションファンタジー!
以前紹介した
ラベルの小林フユヒさんの作品。
挿絵を書かれているのは
あまつきの高山しのぶさん。
正直あまつき読んだことないんでよくわからないんですが、有名な方ですよね。
コマ割りされてる挿絵はたまに見かける気がするんですが、セリフまでかきこんでいるのははじめて見た気がします。
内容的にもすごく漫画っぽかったです。
それこそゼロサムとかブレイドとかそういちょっとお姉さん向けのレーベルでやっても問題なさそうな作品でした。
全2巻とかであったら多分買います。
短編連作といえばいいのか、1つ1つで完結しているのですが、微妙につながっています。
はじめ繋がりに気づけなかったのですが、作中で説明されて思わず見直してしまいました。
ファンタジーなので、世界観の説明とかもちゃんとされてるのですが、重くなりすぎることもなく、テンポの非常にいい会話が続くので読みやすかったです。
この作品前述の通り、非常に漫画っぽいです。
というか、読んでいて鋼の錬金術師っぽいなぁ、と思って読んでいました。
ラグの攻撃とか文明レベルとか雰囲気が似てるんだと思います。
なので3作品目『守るべき小さきもの』に登場する女性軍人の脳内イメージはマリア・ロス少尉だったりしました(笑)
多分、少尉も野郎どもを怒鳴りつけるくらいはすると思いますしね。
これ続編が1冊あるんですが、そっちにはハガレンに似ていると思った覚えないんですが、それは続編よりも後にハガレンを読んだからなのか。
正直、どっちを先に読んだとか全く覚えてないんで今現在はちょっとわかんないです。
4作品目『奇跡の少女』に登場するマッカム兄弟の挿絵が幼すぎる。
兄の方あれで15くらいには見えないです。
なぜ、ラグが実力を封じてまで悪魔払いをしているのかとか、この巻ではそういう細部が明らかになってません。
ルスハとラグが幼なじみって設定ですが、対して意味ない感じですし。
確か次巻である程度明らかになったはずなので楽しみです。
明日はミステリ読めたらいいなぁ、とか思ってますが予定は未定です。
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