ソードアート・オンライン3 フェアリィ・ダンス/川原礫
禁断のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』から現実世界に戻ってきたキリト。彼は攻略パートナーであり、想い人でもあるアスナのもとに向かう。
しかし、結城明日奈は、あの悪夢のゲームからまだ帰還していなかった。
困惑と絶望に包まれるキリト。唯一の手がかりは、鳥籠の中で佇む《妖精姿》のアスナという謎の画像データのみ。どうやら彼女は、高スペックVRMMO《アルヴヘイム・オンライン》というゲーム内に囚われているらしい。
キリトはアスナを救うため、飛翔する妖精プレイヤーたちが交錯する《ALO》に飛び込んでいく……!! WEB上でも屈指の人気を誇った『フェアリィ・ダンス』編、スタート!!
ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス/川原礫
SAOから未だ帰還しないアスナを救うため、疑惑のVRMMO《アルヴヘイム・オンライン》にログインしたキリト。 その次世代飛行系ゲーム《ALO》は、《魔法》という概念、プレイヤーの反応力と判断力が勝敗を決めるアクション要素、そして《妖精》となって空を駆け巡る《飛翔システム》と、《SAO》に勝るとも劣らない高スペックで数多のプレイヤーを魅了していた。《妖精》スプリンガンとなったキリトは、アスナの幽閉先――全プレイヤーの最終目標《世界樹》目指し突き進む……!
途中、妖精種族《サラマンダー》のプレイヤーたちの策略により、絶体絶命の危機に陥るキリトだったが、《シルフ》の少女・リーファの助力、ナビゲートピクシー・ユイのバックアップを受け、どうにか九死に一生を得る。
そしてついにキリトは《世界樹》の根元までたどり着く。しかしそのとき、リーファとキリトは互いの《秘密》を知ってしまい……。
あけましておめでとうございます。新年一発目は図書館で借りてきたものになります
これの続きです。カテゴリも作っておきますね。
ナンバリングは3、4ですが実質上下巻なので一度で紹介してしまいます。
時間軸としては、1巻でSAOを攻略し現実世界に戻ってから数ヶ月後の話です。
キリトの家族が登場することで、SAOユーザーたちがゲームに囚われていた間の出来事も多少語られています。
ヒースクリフ――茅場との戦いを終え、大部分のユーザーは現実世界に帰還しました。
しかし、アスナを含む300人のユーザーは目覚めることはなかったのです。
キリトは2年の間に開発されたゲーム《アルヴヘイム・オンライン》通称《ALO》での目撃証言を元に、再びVRMMOの世界に飛び込むことになります。
そこで出会った少女・リーファと共に世界樹を目指すことになるというのが今作のストーリー。
2巻で再登場してくれたらいいな、なんて言っていたユイが早くも再登場してちょっと拍子抜けしてしまいました(笑)
まあ、いいですけどね。
今回のヒロインであるリーファの正体。
読者には明白なんですが、ゲーム内でリアルのことを聞かないというのが常識だということもあり、作中後半までキリトとリーファの関係はあかされませんでした。
ALOのキャラメイクは基本ランダムらしいので、顔の造形で気づけなかったっていうのはわかるんだけど、声はどうなってるのかな?なんてちょっと考えてしまいました。
キリトのバックグラウンドの説明を読んでいてデジモンの光子郎を思い出してしまいました。
どちらもデジタルの世界へ逃げ込んで命がけの冒険に巻き込まれてしまったわけですが、そこから成長して帰ってきたわけですからそりゃあ二人とも強いですよ。
妖精王オベイロンこと須郷伸之のしたことは、人としてやってはいけない領域のことなのでしょう。
でも痛みにあえぐような人にとっては有効な手段でもあるでしょうから研究自体はだめとはいいがたいんですよね。
システム上に残っていた茅場の力も借りてどうにかこうにかアスナを救うことができてめでたしめでたしといったところでしょうか。
茅場から託された種子は見事に芽吹いたようですし。うん。
SAO生還者の中高生を対象にした学校も開設されたらしく学園ラブコメ要素も付与されたっぽいですね。
正直、大人たちへの支援がどうなってるのかも気になりました。
エギルみたいに自由業だったりすれば家族の協力さえあれば、まあどうにかなるのかもしれませんが、会社員はそうもいかないですよね?
まあ、あんまりそういうところ気にしても仕方ないですね。
作者あとがき曰く、このALO編は長い長いエピローグであったと。
作中でキリトも言ってましたが、アスナを救うことで「(SAO内の)キリトの役目はもう終わった」ということなんでしょう。
次からはちょっとテイストが変わるらしいですが、どう変わるのか。
楽しみです。
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