妖怪アパートの幽雅な日常 3/香月日輪
この世のものではないモノたちと、世にも稀な妖怪アパートで共同生活を始め、2年目をむかえた高校2年生の夕士。魔導士の修業をしつつも「普通」の高校生として過ごす平和な日常に、怪しい影が……。
学校の怪談?
講堂の小部屋にオバケが出るという噂が。確かめに行った夕士と田代、妖魔フールがそこで確かめたものは……。
更新を自粛すべきかと思うほど悲惨な状況になっています。
個人で出来ることはあまりないと思うのですが、赤十字の義援金の口座が明後日くらいに出来るらしいので、それが出来たらいくらかでも振り込めたらな、と思っています。
正直、私や家族なんかには被害はなかったのですが、地震の多い地域なので人事ではないというか。
そんな感じ。
さてさて、妖アパは高2のGWあたりから梅雨の出来事です。
田代ちゃんたち姦し娘も勢ぞろいして、夕士の高校生活は楽しそうです。
多分実際にクラスにいたら苦手だと思うのですが、こういう第三者的立場から見ていると好きです。
というか夕士って本当に田代ちゃんを女の子として見てないですね。
夕士が大人びているし状況が状況でしたけど、パンツネタが2度もあったのに!とちょっと思わなくもない。
高校生の青春モノであるにも関わらず男女の恋愛ネタが微塵もないってちょっと妙な気もしますね。
イドの怪物が器として欲した三浦。
その三浦に対する「中身が虚」っていう表現がちょっとこわかったです。
薄気味悪いといかぞっとするとでもいうべきか。そんな感じ。
きっとそういう人間って少なくないんだろうなぁ。
えっと詩人だったかな?
こぼれ落ちた水は縁がなかった、残った水のことを考えるって話。
それを読んで、銀魂を思い出しました。
銀さんの「俺の刀が届く範囲が俺の国だ」とか「背負った荷物」とかそういうのを。
曖昧な記憶なんで間違ってたらすみません。
こぼれ落ちていってしまった水がかつての仲間で、残った水が新八や神楽のことだよなーと。
長谷と夕士の関係が本気でわからん。
この2人は何になりたいんだろう。
夕士はママ呼びは否定するくせに男2人でのプリクラは肯定してるんですよね。
ついでに、長谷にまるで親のように心配されることに少しも違和感を覚えていない。
もう親友飛び越えて家族でいいんじゃないでしょうか。
今回もまた他作品とのリンクについて。
今回は地名が多かった気がします。
鷹ノ台とか上院とか。ちなみに『上院高』は出るらしいですし。
あとはそうですね。龍さんの左肩の傷ってもしかして死神ギーのときのものかな、と。
確か拝くんを拉致ろうとしていたやつらにやられていたような気が。
あれ左肩だったと思うのですが……。左肩の刀傷ってだけじゃちょっとわかりませんね。
精神病と取り憑かれていることを見分けることが出来ないってのも地獄堂で何度か出てきた話ですね。
最後、夕士が喧嘩を買わずにズラかるってところには成長したなーと思い、長谷にブチギレられるところには笑いましたが、三浦についてはちょっと後味悪いな、と。
けど香月さんの作品ってそういう勧善懲悪ではない物語だからこれはこれでありかなと思いました。
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