れでぃ×ばと! 2/上月司 安全ピンの三縦ピアスに無骨な傷跡、そして茶髪。どこからどう見ても単なる「やんきー」な高校生・日野秋晴(でも実はビビリ)が、外見とは似ても似つかぬメルヘンな夢をかき抱き、執事を育てる白麗陵学院従育科の門を叩いてはや一週間。もちろん平穏無事に執事修行、とはいかないもので……!?
白麗陵に盗撮犯侵入!? の第四話、見た目小学生のちちゃい先輩再登場の第五話、秋晴の寡黙で無愛想なルームメイト・大地薫が胸に秘める秘密をだだ漏らしにする番外編の三本立てでお送りしますっ。
秋晴のお嬢様&めメイドさんまみれな日日を今回もお楽しみあれ♡
れでぃばとよりも先に
カレとカノジョと召喚魔法とか
レイヤード・サマーとかそっちを先に読むべきなんでしょうけど、最新刊のあとがきにて、次巻で完結とあったので、それに間に合うように紹介してしまいたいな、と思いまして。
今回は間にレイヤード・サマーを挟んだから1年以上間あきましたけど、次はそんなにかからないと思うのでちょっと急ぎつつ紹介していきたいと思います。
今回も3話収録されています。
あらすじにもあるとおり、盗撮犯を捕まえる話、みみな先輩の話、大地の秘密が明らかにされる調理実習(?)の話の3話が収録されてます。
今回メインに据えられているのはセルニア、みみな、大地の3人なのですが、3人とも好きなので読んでいて楽しかったです。
まず4話の感想から。
盗撮犯のプロファイリングというか推理。微妙に間違っている深閑の推理ですが、朋美はそれを「お嬢様だから」と言ってます。
確かに後々、深閑は楓の同級生(というかクラスメイトだったかな?)だと明らかになるはずですが、こんなところで仄めかされていたのですね。
轟がセルニアと秋晴のやりとりを影から見ていただけだったことにちょっとびっくりしました。
轟のことだから乱入してきそうな気がしたのですが。
セルニアが可愛かったです。
次、5話。
基本秋晴視点で進むこの話ではみみなのすごさがいまいち伝わってきません。
この話の最後で朋美が語っていて「そんなにすごいのかー」と。
秋晴がみみなに「気が向いたら描いたのを見せてやるとでもいえばいい」とか言っているのですが、それを読んで三原色(by
ときガル)を思い出しました(笑)
まあ、みみなの性格上そこまで強くは言えないでしょうけど、物語全体を通して少しでもそういう主張が出来るように成長していってくれるといいな。
ラスト、番外編。
この話は他の話とは違って秋晴視点の「SIDE A」と大地視点の「SIDE B」の2本立てになってます。
秋晴視点だけでも話としては成り立つのですが、大地視点だからこそわかる数々が好きです。
大地は男装してる少女。
女子とばれたらまずいのに、秋晴に女子としてみてほしいというジレンマ。
可愛いなぁ。
最後のシャワーシーンは本当に可哀相でした。
まあ秋晴もちらりとしか見てないだろうからと慰めることも出来なくはないんですけど、そういう問題じゃないんだろうなぁ。
やっぱり表紙、挿絵、口絵全てにおいて女子が買うには恥ずかしいです。
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