神様の御用人/浅葉なつ
神様にだって願いはある!だから御用人は今日も行く!
神様たちの御用を聞いて回る人間――"御用人"。ある日突然、狐神からその役目を命じられたフリーターの良彦は、古事記やら民話やらに登場する神々に振り回されることになり……!? 特殊能力もない、不思議な力を放つ道具も持って内、ごく普通の"人間"が、秘めたる願いを持った神様たちにできること。それは果たして、助っ人なのかパシリなのか。モフモフの狐神・黄金とともに、良彦の神様クエストが今幕を開ける!
発売当時から気になっていた作品です。
ようやく読めました。
【語り部】
【一柱 狐と抹茶パフェ】
【二柱 名言スランプ】
【三柱 龍神の恋】
【四柱 ゆく年くる年】
【語り部】
が収録されています。
内容的にはあらすじにある通り、冴えない青年・良彦が様々な神々に関わりながら成長していく話、といったところでしょうか。
宣之言書(のりとごとのしょ)、別名御用帳に神の名が現れ、その神の御用を聞き届けていくわけですが、なんというか、
妖怪ウォッチ や
夏目友人帳を彷彿とさせるようなお話でした。
御用帳が登場した時に思わず「友人帳じゃん」とか思ってしまいました。
それならば、方位神である狐の姿をした黄金はニャンコ先生やジバニャンの位置なのかな?とかまで考えてしまいましたよ(笑)
この作品が妖怪ウォッチや夏目と違うのは相手取るのが神であり、神が人間側の要望を叶えてくれるわけではないというところでしょうか。
それでもまあ、この作品に登場する神様はエラく人間臭いので、その限りではないというのも本当のことです。
【四柱】の年神なんて、見た目近所のおっちゃんだったらしいじゃないですか。わかるか!って感じですよね。
ついでに
【二柱】に登場する一言主は見た目中学生でゲーマーということ、ちょうど金ロでやってたこともあり脳内イメージ・
サマーウォーズのカズマくんです(笑)
良彦とオンラインゲームやる友達になったのでこれからも名前だけならちょこちょこ登場しそうな気もします。
お話的には可もなく不可もなくだったのですが、夏目も妖怪ウォッチも嫌いじゃない身からすると設定が好みでした。
とりあえず、3巻までは購入してあるので近いうちに続きを読んでしまいたいと思います。
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