隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「なんでだろう?」
紅は思った。
自分はEMEの隊員―その中でもPC課のGA。生命を護るために、日々生きている……はず。はずなのに。ちょっとキれやすいコスプレナース乱とドワーフを訪ねたり。ちょっとヒッキーな眼鏡娘。良子とニワトリを追っかけまわしたり。自称魔界の王子Ωを逃避行をしたり。
「いったい、なんだってんだ!」
EME――闇から闇に怪異に葬る(はずの)組織。そこに所属するエージェントたちの不可思議な日常と任務を描くハイ・エッジ・アクション短編集第二弾!
「君はなんのために戦う?」
黒い外套をまとった男は問う。
「………。命のためだ」
少年は銃を持つ手を握りしめ、静かに、力強く答えた。そう、紅は自分の意思で、この戦場に立っている。男の背後に立っている。男の背後にある、その箱を奪取するために。
闇の世界で殺しや盗みを請け負うミミック使いの親子――浬川槃三と升ノ介。二人が日本に持ち込んだ禁断のアイテム。それは開くと世界が滅亡するとされる“パンドラの箱”だった。怪異を闇に葬る秘密組織・EMEのGA(エージェント)紅と茜は、箱の行方を追うのだが……。ハイ・エッジ・アクションBLUE編――第二弾!
閃光の中心で少女が泣き叫ぶ。
ほとばしる雷の束が激突し、破壊の限りを尽くす。大地を裂き、塀を壊し、送電線を千切る。
紅は、その音と光の波の中を泳いだ。
少女を救う、ただそれだけのために。
生まれついて持った異能の力に戸惑い、世界を拒絶し生きてきた少女――茜。自らの持つ強大な力を抑え込み、命を救う決意を心に秘めた少年――紅。時に厳しく、時に優しく二人を見つめる謎の女性――蒼。いま三人が出会い、新たなる物語の幕が開ける……。
月刊ドラゴンマガジンに連載された短編に書き下ろし4編収録。ハイ・エッジ・アクション初の短編集!
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
PR |