よろず屋東海道本舗 4/冴凪亮
インターネットで人気の何でも屋を開く志摩&香のコンビ。ある日占い師ユアンの占いで、志摩にトラブルが起こると出た。占いの的中(!?)か依頼人から赤ん坊を預かってしまって途方に暮れる志摩達!そんな志摩達をさらにトラブルが…!? ますます絶好調シリーズ第4巻登場!!
この間、ツイッターで話題にあがっていて冴凪作品が読みたくなってしまって引っ張り出しました。
表紙は志摩さんと舞。ダブルヒロイン(笑)ですね。
【稲妻の塔 ―よろず屋東海道本舗・11―】
偶然知り合った占い師・ユアンの占いで「塔(タワー)」のカードが出た途端、災難が続き赤ん坊を預かるはめになってしまう話。
えー、ユアンはオネエな美人さんです。
占いを信用していないよろず屋に対して、自身の占いの力を信じさせるために仕込みをしたりとなかなか強かな方です。
そんな時「赤ん坊を預かってほしい」という依頼が入ります。待ち合わせ場所に依頼人の姿はなく、まさか放置するわけにもいかないとつれて帰りますがそれもまた災難の1つで。
女っ気のない独身男性(志摩さん童顔でちっちゃいから学生だと思われていたかも?)のもとにいきなり赤ん坊が増えていたら怪しいことこの上ないですよね。
捜索願いも出ていたらしく警察沙汰にまで発展してしまいます。
が、志摩さんのお父さんの同僚だった弥一の取りなしで事なきを得ます。
弥一初登場ですね!作者も柱で語ってましたが、弥一の顔が優しくてびっくりしてしまいました(笑)
作者も意図してそうしたらしいです。あまり凶悪面だとボツにされてしまうんじゃないかと危惧したからだそうです。
そうして赤ん坊の母親のおかげで本当の依頼人の正体がわかります。
本当の依頼人、それは赤ん坊・拓哉の兄で和斗。
拓哉のことは嫌いじゃないけど、赤ん坊につきっきりになってしまっている母親に構ってほしい。
そういう幼心のなせることだったのですね。
それにしても今回登場のキャラ濃いな。
【ハート・リベンジ ―よろず屋東海道本舗・12―】
若い男性が襲われるという事件が頻発していて、ある男から護衛の依頼を受けたよろず屋がとある少女と知り合う話。
4巻にして、たぶんヒロインである少女・出雲舞が登場します。
まあ、メインヒロインは志摩さんでしょうから今まで登場しなくても問題なかったのでしょうね(爆)
依頼人・織田の護衛をこなすよろず屋ですが、彼が狙われる理由を探るうちに「福集屋(ふくしゅうや)」の存在にたどり着きます。
女性の味方である福集屋・舞。
舞は自身の体験から女性を護ろうと奮闘していたわけですね。ただそれは正しい方法とはいえなくて。
舞の武器はトンファー。
運動神経はかなりいいでしょうけどあくまで普通の女子高生である舞がなぜトンファーを武器に選んだのかが気になりました。
トンファー武器にしてるキャラって舞込みで3人しかしらないんですが(笑)
(舞と、
リボーンの雲雀さん、
RAVEのエリーくらい?)
舞の行いを正して今回は終了。今度は「集福屋」として活動していくらしいです。
この回、なんてことない話のように見えて実は結構大事な話だったりします。
志摩さんの両親の命を奪った放火犯が捕まっていないこと。
その犯人への復讐心が志摩さんの中に少なからずあり、志摩さんの手を汚させるくらいなら香ちゃんが犯人を殺してしまうと明言していること。
志摩さんの中で香ちゃんの存在が大きなものになっていること。
舞がどこかで雰囲気の違う香ちゃんを見かけていること。
こんなところから伏線あったんですね。
何度も読んでいるのですがすっかり忘れてしまっています。
そのうち次巻以降も紹介したいと思います。
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