雛高 救護クラブ/鳩也直
雛森高校に通う1年の塚原究悟。
自分に自信がない究悟に、ある日運命的な出会いが訪れる…。
「救護クラブ」
生徒たちの抱える悩み・問題を、部員たちが解決する部活…。
(ここでなら俺、変われるかも)
「救護クラブ」の個性的な部員たちに囲まれて、究悟の高校生活は始まった!
雛高 救護クラブ 2/鳩也直
塚原究悟・雛森高校の1年生。
彼が所属する部活は、生徒たちの間に絶大な人気を誇る「救護クラブ」!
クラスや部活での人間関係や、親から見放されてしまった自分…。
学校裏サイトや、偏見など次々舞い込む生徒たちの悩みを、究悟は先輩たちの力を借りながら、解決するために奔走する。
感動のカウンセリング・ストーリー★
雛高 救護クラブ 3/鳩也直
塚原究悟・雛森高校の1年生。
彼が所属する部活は、生徒たちから絶大な人気を誇り、生徒の悩みを解決してくれる「救護クラブ」☆
そんな「救護クラブ」が閉鎖の危機に!?
さらに鹿野部長が行方不明になってしまい、救護クラブは大ピンチ!
人と人の繋がりを描いた最強の感動作、ついに完結!
かなり前に紹介した
とある空言、ボクの秘密の鳩也さんの作品です。
もうこれ以上増えないとは思うんですけど、記事3つ目なのでカテゴリ作りますね。
タイトルあらすじでもわかるとおり、部活ものです。
「救護クラブ」なる部活に入部した主人公が少しずつ成長していく話です。
作者が担当さんから示された条件「部活もので人助け、異能はなし」ってところから紆余曲折してこうなったよう。
「部活で人助け」と聞くと
スケットダンスを思い出してしまいます(笑)
作中で戦隊モノに例えらえているのでそれにならって人物紹介。
熱血レッドだけど実はいろいろ抱え込んでる・部長の鹿野真理亜(♂)、
冷静沈着天使か悪魔かブルー・副部長の長澤周(あまね)、
ふわふわ系美少女だけど強いピンク・木崎莉子、
童顔ちびっ子イエロー・南里宋佐(そうすけ)、
頼れるお姉さまパープルの藤間冴子。
そして6人目でキーマンである究悟はホワイト。
どんくさくて頼りないけど、頭で考えるより先に助けに動いてしまう不器用ないい子です。
購入当時、3巻の表紙を見た妹に「それBL?」と聞かれて否定した記憶があるのですが、改めて読んだ感想としては否定できない……。
かなり久しぶりに読んだのですが、改めて読み返すとすっごいBLっぽい。
いや、上で書いた通りメインキャラにも女の子いるし、相談者にもちゃんと女の子もたくさん出ているんですよ?
でも、すごくBLっぽい。
たぶんスキンシップが豊富すぎるんですよね。
肩に手を回したり、手を握ったりが普通。なので、そういう話なの?と(笑)
まあ手を握るのは別の意味合いがあるんだと思うんですけどね。
物語自体はほとんどハッピーエンド。
なんとなく展開が読めてしまうんだけど3巻で終わっているからまあいっか、って感じ。
このままで10巻とか続いたらちょっと飽きがきてしまったでしょうね。
作中で「偽善者」扱いされてる救護クラブの面々。
読んでいて偽善者だとは思わなかったけど、綺麗ごとだなとは思ってしまいました。
被害者だけでなく、加害者側も救われるとかすごすぎですよね。
メインキャラの過去話すら削っているくらいですから、話数の関係で無理だったでしょうが、対教師の話をやってほしかったです。
顧問である赤城先生くらいしかまともな教師キャラが登場していないんです。モブで何人か出てましたけど。
だけど、作中の描写からして教師と救護クラブの確執ってけっこう根深いものだと思うんですよね。
教師側のプライドとでもいえばいいかな?
生徒間で問題を解決するといえば聞こえはいいですが、本当なら作中で暑かった相談の多くは学校が介在すべきものですからね。
確かに綺麗ごとなんだとは思います。
でもこんな風に人の話を聞いて助けてくれる人たちがいたら、いじめ問題とか少しは減らせるのかなと思いました。
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