命短し恋せよロミオ! バイバイ、優しいチェリー/ココロ直
正義の味方「ロミオ」参上! 私立陽香学園では、願いを書いた手紙を掲示板に貼りつけておくと、謎のトラブルバスターズが必ず叶えてくれるという噂がまことしやかに流れている。彼らの正体は、四人の美少年+一人の少女(+一匹の犬!?)。ある日、「トイレの花子さんをやっつけて」という依頼が舞い込み調査を始めるが……。恋と涙と特殊能力、ドラマティック学園事件簿、さて幕開き――。
昨日の宣言どおり、ラノベです。
何かないかなーと探していたら買った記憶も定かじゃないこの本が出てきました。
マジでいつ買ったんだろ。
作者のココロ直さんはラブ・コンやメイちゃんの執事のノベライズを担当しているみたいですね。
まったく知らなかったです。私の中でココロさんの作品といえば不夜城のリリムだったりします。
あれ続き読みたかったのになぁ。
さて、作品について。内容的にはちょっと不思議な学園ミステリーってところです。
なんかはじめがとっつきにくいんですが、読み進めさえすれば中々面白かったです。
ミステリーっぽいんですが、途中で結末まで予測がついてしまったのでそこはちょっと残念でした。
まあ、ラノベならこんなもんなのかな、とも思いましたけど。
トラブルバスターズ「ロミオ」のメインメンバーは4人。
花実、千鳥、風太、月人。――花鳥風月ですね。
そのメンバーがちょっと変わった特殊能力を持っているのですが、それに関してのはじめの説明のときは思わず「なんだそれ」と思ってしまいました。
作品全部を通してみるとそこまで違和感ないんですけど、能力の説明のための「心霊写真事件」ではなんか違うんじゃないだろうか、と首を傾げてしまいました。
花子ちゃんと風太のやりとりは可愛らしくてよかったです。
そして最後の挿絵がある辺り、ちょっと泣きそうになりました。
もうちょっと長くあの場面が描写されていて、読書環境が静かだったら泣いていたかもしれません。
その場面のちょっと前に花子ちゃんと風太の今までのやりとりを思い出すみたいなシーンがあるんですが、それを一緒にしてしまった方がきっと泣いただろうな、と。
幸せな思い出と別れを織り交ぜられると余計悲しくなったりしませんか?
最後、タイトルの意味がそういうことだったのか、と。
チェリー=童貞でもさくらんぼでもなくて桜って意味なんだと思います。
この物語はもう1冊続くようです。
これも買った覚えが全くなかったんですけど持ってました。
今度読もうと思います。
明日は何を読もうかなぁ。
多分児童書か、分厚いミステリか多分どちらかになると思います。
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