七つの封印 6 黒死病の悪霊/カイ・マイヤー(訳/山崎恒裕)
たかがカカシじゃないか、とキラたち四人はたかをくくっていた。
木の棒に古着が着せてあるだけだと。
ところが、カカシの首の上には髑髏がのっていたのである。
髑髏の額に打ちこまれていたクギの頭にきざまれた図柄は、なにを意味しているのか?
秘密をさぐるキラとクリスは、市役所の真下にひろがる公文書保管所のフレック氏をたずねる。
14世紀に大流行した黒死病の歴史に謎を解く鍵がありそうだ。
カカシは、どんどん数をふやし、街を包囲し、恐怖におとしいれる。
なんとか侵略を阻止しなくては。
とんでもないことがおこる前に……。
図書館で借りてきました。
これで今回図書館で借りてきたのは終了かな。返しにいかないとダメですね。
今回の敵はあらすじからもわかるとおり、カカシです。
正確にはカカシを操っていた存在なわけですが、まあそちらは実際名前くらいしか登場しないので、カカシと思って間違いないかな。
おもしろかったです。
前巻はかなり微妙だったこともあり、今回は楽しめました。
徐々に迫ってくるというのは普通に怖かったです。
キラたちは今まで何度も敵に追いかけられています。
それらをかいくぐってきた彼女たちですが、今回のカカシは静かに迫ってくるんですね。
カカシはキラたちの視界から外れている間だけ動くことが出来るらしく、気づくと近づいてきている、と。
しかも、カカシに直接触れてしまうと触れた側もカカシの仲間入りしてしまう、と。
その様も描写されているのですがそういう洋画ありそうだなぁ、と変に想像できてしまって読んでいてちょっと気持ち悪かったです。
この作品としては珍しく、今回大人が活躍しています。
カサンドラおばさんはともかく、あらすじにも登場しているフレック氏はこれからも物語の大事な所で登場しそうです。
というか、今回デーアの名前が出ています。
外伝・千年のかなたの主人公の少女ですね。
私、今までデーア=キラのママだと思っていたんですが、
「キラはデーアに興味をもった」とあるのでそういう訳じゃないのかも?
まあ、デーアが偽名を名乗っていた、クリスのような名前だった場合(クリスの本名はクリゾストムスですが、普段はクリスとしか呼ばれないし表記もされない)とかも可能性も無きにしも非ずなんですけど。
さすがに母親の名前を知らなかった、はないと思うんですけど。うーん、どうなんだろ。
次巻は深海の話のよう。そして空飛ぶ怪魚の謎にも迫るようですが、空飛ぶ怪魚って1巻から登場しているアレのことですかね?
またそのうち続きを借りてこようと思います。
[2回]
COMMENT
はじめまして。
ブログを拝見したのですが、ぜひ読書ログでもレビューを書いて頂けないかと思い、コメント致しました。
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読書が好きな人同士、本の話題で盛り上がっています。
もしよろしければ遊びにきて頂ければと思います。
Re:はじめまして。
早速拝見させていただきました。なかなか面白そうなサイトですね!
すでに似たようなサイトを利用していることもあり少し躊躇ったんですが、せっかくお声をかけていただいたんで登録させていただきました(^^)
本当に登録しただけなんで、まだ何もいじれていないんですがこれから利用させていただこうと思います。
わざわざお誘いありがとうございました。運営頑張ってください!
カカシ
カカシって実際に見る機会は、ほとんどないですけど和みますよねー♪
Re:カカシ
実際のカカシって見たことないんですけど、のどかなイメージがありますね。
ですが、この作品に登場するカカシはそんなイメージとは真逆でした(- -;)
コメントありがとうございました!
ご返信ありがとうございます。
>運営頑張ってください!
ありがとうございます。これからもよりよいサイトになるように頑張ります。
Re:ご返信ありがとうございます。
楽しく利用させていただいてますので、これからもよろしくおねがいします。