おおきく振りかぶって 11/ひぐちアサ
祝・3回戦突破!
しかし全ての試合を完投しても三橋の卑屈さは変わらない。
こいつに自信を持たせるには勝つしかない!
4番・田島も復活し、1年生だけの西浦高校が埼玉県予選4回戦に挑む!
テレビで野球中継を見ると、無性に読みたくなる作品です。
9、10巻を紹介したのが2月のことですからちょっと久しぶりですね。
【第19回 大事】
【第20回 4回戦】
【第21回 ゆるやかな変化】
【第22回 5回戦】
【おまけ】
が収録されています。
埼玉戦が終わった後から今巻は始まります。
収録一覧を見てもわかるかと思いますが、4回戦(港南)に関してはあまり描かれていません。
この作品、1試合1試合大事に描かれているので、ちょっと珍しい気もしますが、まあ普通ならそうおかしなことではないんですよね。
5回戦(美丞大付属)に関しても始まったばっかり――1回裏西浦の攻撃がはじまるところで終わっていることもあり、今回は幕間というか、試合以外の描写も多いんです。
その最中で色々なことが明らかになってます。
モモカンの年齢とか、西浦メンバーの家族とか、ハマちゃんの話とかね。
初めて読んだときはだいぶ年上だったモモカンが同年代というか年下になっていてちょっと寂しくなりました(笑)
個人的にハマちゃんの留年理由が気になっています。
本人曰く「バカ」なんだけど、チア2人の先輩から語られた話からすると「勉強が出来なくて」とかそう単純な話じゃないのかな、と。
「父親がリストラ→学費はバイトして稼ぐ→バイトのシフト入れすぎて単位が足りない→留年」
単位計算を間違えた=バカとかなのかな、って一瞬考えたんですが、きっと違うんだろうなぁ。
もし、そうだとしたら応援団というか練習手伝ったりとかする余裕があるわけないので、これは妄想でしかないですね。
いつか本編で語られるのを待ちたいと思います。
この作品を読んでいると語られていなくても登場人物一人一人に物語があるんだな、と思わされます。
美丞大付属の2人、呂佳さんと滝井さんとかもめっちゃ気になります。
というか、呂佳さんに関しては普通に怖いです。ある程度は元々の性格ってこともあるんだろうけどなぁ。
勝利にこだわるがゆえに、手段を選んでいない面があるんですよねー。
前述の通り、今巻は美丞大付属戦、1回裏が始まるってところで終了。
この学校は西浦の弱点を三橋ではなく、阿部くんとして対策をがっちり練ってきています。
勝敗は覚えてますが、それでも楽しめるこの作品。
次は数巻一気に紹介するかもしれません。楽しみです。
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