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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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絶対可憐チルドレン 16

絶対可憐チルドレン 16/椎名高志
新しい学校に新しい友達、広がってゆく世界。
エスパー普通人(ノーマル9を取り巻く現実に向かい合いながらきれいごとだけでは済まない社会の中でたくましく成長を続ける薫、葵、紫穂の3人娘はどんなオトナになってゆくのか!?
皆様の温かいご声援を受けて、チルドレン、ついに進学。
大注目の中学生編スタート!!


結構久しぶりの気がする絶チルです。
前巻の紹介が今年の5月とかちょっと間があいてしまいましたね。


【1st sense. 犯行作戦第一号(1)】
【2nd sense. 犯行作戦第一号(2)】

チルドレンが小学校を卒業し、皆本さんのもとから離されそうになる話。

まあ、色々あってチルドレンと皆本さんは一緒に暮らしていました。
能力的にもコントロールがうまくいくようになったわけですから、「家族のもとに」って話はわからなくはないんですよね。

そうなると、紫穂と葵は実家に。家族が芸能人で不規則な生活になってしまう薫はバベルの寮にって話だったんですね。
小学生時代ならともかく、中学生でそれはどうなんだってことですね。

まあ、話はわかるんですが、そうなると葵だけ京都になってしまうわけです。
個人的には、チルドレンとしてチームを組んでいる以上、3人まとめておいたほうがいいと思うんですけどその辺どうなんでしょう?
だって、任務の度に一人長距離移動させて合流して――って話になるわけですよ。
まあ、任務前の移動はヘリだとかを使うんでしょうけど。

結果的に、感情の高ぶりからか葵の能力が暴走してしまい、「成長期の不安定なレベル7は今までどおり管理下におくように」というお達しが下ったようです。
チルドレンたち、本当に嬉しそうでした。


【3rd sense. スクール・デイズ(1)】
【4th sense. スクール・デイズ(2)】
【5th sense. スクール・デイズ(3)】
チルドレンたちの中学校生活がはじまり、薫が陸上部に勧誘される話。

悠理ちゃん登場回でもありますね。
初期の悠理ちゃんがなんとなく好きになれないのは何故だろう?

中学校になると部活動が本格化しますからね。
有望そうな新入生に目をつけるのは基本か。

この世界におけるスポーツについて触れられるのってこれが初かな?
超能力が普通に存在しているこの世界において、エスパーがスポーツをするのは中々難しいようです。
観戦すら制限があるようですが、まあそうですよね。

例えば、テニスの試合でテレパシーを使って相手の思考を読み取ってしまえば試合を有利に進めることができるでしょう。
テレポーターなら消える魔球をリアルで再現することができるでしょうし、
射撃で銃のクセなんかをサイコメトリーして完璧に扱ってみせることが出来るのは紫穂が実証済みです。
他にも重量あげなんかで、ばれないようにこっそりサイコキネシスを使っていたらずば抜けた記録が出るでしょう。
そう考えるとそれがプレイヤーだとしても観戦者だとしても制限があるのは仕方ないことなんでしょうね。

リミッターは高レベルエスパー相手だと全てを封じることはできないし、高レベルエスパーでも無効化できるECMを使ったとしても、ECCMなんてものもあるし、費用的な面でもそうとう大変でしょう。
そう考えると、スポーツはノーマルのためのものとなってしまうのは仕方ないのかもしれないなぁ。

薫は自分の意思で部活動を行わないことを決めるわけですが、皆本さんったらからかわれてることに気づかず悩んでいるのでちょっと可哀相でした。


【6th sense. シャドウ・オブ・ザ・チルドレン(1)】
【7th sense. シャドウ・オブ・ザ・チルドレン(2)】
【8th sense. シャドウ・オブ・ザ・チルドレン(3)】
【9th sense. シャドウ・オブ・ザ・チルドレン(4)】
影チルプロジェクト始動話。

以前、チルドレンたちと戦った、黒い幽霊(ブラック・ファントム)の刺客だったティムとバレットたちが再登場しています。
時間はかかったけれど、2人の洗脳はとけたってことのようです。
ただし、記憶は戻っていません。
けれど、チルドレンたちに助けられたことは心のどこかでわかっているってことらしいです。
なんかいいですよね。そういうの。

影チルとはつまりは影武者ですね。
元々は九具津が担当する予定だったらしいのですが、九具津がパンドラに寝返ったんで、凍結されていた計画だったらしいです。
九具津の代わりにティムの能力「おもちゃを操ること他」でチルドレンたちに似せて作られた人形を操作し、光学迷彩を着たバレットが警護するっていうことですね。

ティムの知識が変に偏っているので、ものすごくおかしなことになっていました(笑)
一生懸命なのはわかるんですけどね。

怪しい少女も現れて、なんだか不穏な雰囲気です。


【10th sense. ファントム・イン・パラダイス(1)】
ちさとちゃんの誕生日を祝おうとする話。

まあ、1話しか収録されてないんで導入話です。
なんでも今までチルドレンはちさとちゃんの誕生日パーティーを開こうとしたものの、急な任務が入ってしまってかなり悲惨なことになっていたそうです。

いくら仲がいいとはいっても、他人の家で家主たちがいないのに騒げるわけないよね(笑)

予定をいれないようにスケジュールをくんだチルドレンたちでしたが、重大な事件が発生するという予知されて?ってところで今巻は終了。

今回ほど間をあけずに次巻を紹介したいです。

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