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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 朱色の研究2【新装版】

臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 朱色の研究2【新装版】/麻々原絵里依(原作/有栖川有栖)
 夕陽丘のマンションで起こった殺人事件の発端は、2年前の事件にあると考えた火村。事件のあった場所・周参見(すさみ)に関係者を集め、調査を進めていくと、闇に埋もれた過去がいよいよ明らかになり――。
 臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖の名コンビが未解決事件に挑む!!


昨日のうちに読み終わっていたんですけど、昨日ちょっと時間なくて紹介できませんでした。
これの続編になります。


【朱色の研究 枯木灘殺人事件】
【朱色の研究室】

が収録されています。
【研究室】の方はおまけなので、実質内容的には【枯木灘殺人事件】オンリーといっても問題ないでしょう。

1巻のときも書いてるんですけど、以前原作読んでるんですけどすっかり忘れていたので気持ち的には初めてのつもりで読んでいました。

長編ミステリのコミカライズって難しいんだなぁ、っていうのが正直な印象です。
私がさらっと読んでしまったのもいけないと思うんですけど、登場人物の区別がよくはかれませんでした。
ページ数の割りにキャラが多いからどうしても1人1人の印象が薄くなってしまうってのはあると思うんですよ。

値段的にも、あらすじを表紙カバーに持っていったり、総扉がなく表紙をめくったらいきなり本編だったりとページ数は本当にギリギリなんだろうな、と。
巻末の新装版の新規描き下ろしも1ページだけですし。
うーん、この話は新装版ですからそういうところに融通がきかなかったのも仕方ない。

詳細は雑誌に掲載されているようなんですが、どうやら麻々原さんが火村シリーズを新たにコミカライズされるよう。
新作には十分なページ数を与えてあげてほしいです。
まあ、短編ならそこまで気にしなくてもいいんでしょうけど。
個人的には、海のある奈良に死すのコミカライズが読んでみたいです。
でも、あれの原作ってかなり長い話だったと思うので難しいかなー。


さて、そろそろ本編の感想をば。
前述の通り、内容をすっかり忘れていたこともあり、「あ、この人犯人だったのか」って感じ。
うん、特に驚くこともなかったですが、犯人が最後ヒロインに向けた言葉だけは「いいな」と。

火村先生の夢の話がされているわけですが、これ事件解決に絡んでいるから描かれてるんだろうなぁ。
じゃなかったらカットされてもおかしくないかも。

原作を読み返したくなったので、ビーンズ文庫版の朱色の研究がはやく出てくれることを願います。
ビーンズ版って結構順番バラバラなんでありだと思うんだけど、どうかな?

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