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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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親指からロマンス 6、7

親指からロマンス 6/椿いづみ
学校のハイキングでほのぼのデート気分の千愛陽介。しかし陽介には千愛にもはなせない秘密があり、その秘密に向き合う為、一人旅行に行ってしまう。陽介のいぬ間にも、が千愛に挑んで来たり、部長と夏江の進路問題等、それぞれが未来へと歩き始め――!? 新展開の第6巻!!
親指からロマンス 7/椿いづみ
千愛と付き合ううちに、女性に触れなくなってきた陽介。子供の頃の記憶が欠けている陽介は、思い出す事が問題の解決になると考えるが、それは自分の誘拐事件という辛い過去で…!? 他、極度の冷え性・早苗と人間ホッカイロ・田中のホカホカLOVE♡読切「極寒ヒーター」収録。


どこかで一気読みしないと目標達成できないんですが、何読みましょうか。
10巻完結くらいの漫画がいいかな?と思っているのですが、そんな都合のいいものあったかなぁ。


6巻には【第31話】【第36話】までが、7巻には【37話】【40話】までと【極寒ヒーター】が収録されています。
【極寒】は7巻表紙の彼の話です。


この作品、コメディ色強めなんですが今回は結構シリアスネタが多いです。

陽介くんの過去編とかマジシリアスでしかない。
えっと、母親が亡くなって沈み込む父親と弟を支えている間に自分は泣くことすら出来なくて。気づいたら父親と弟は立ち直っていて、泣く機会を逸していた、と。
そんな精神的にやばいときに出会った美人で優しい女性に惹かれていく陽介くん。
まあ、当時小学生ですから憧れといった方がいいのかもしれませんが。
ある日、その女性宅に遊びに行ったところ殴られて閉じこめられた。
その女性は陽介くんの父親のストーカーだった、と。
この当時、ヤンデレって言葉があったかはちょっと謎ですが、そんな感じ。

正直、それって誘拐って言わないよ。監禁だよ。
やっぱり私、ヤンデレって苦手です。

当時の陽介くんが抱え込んで、今の陽介くんから乖離していた感情たちを受け入れたことで、陽介くんはようやく過去から決別できたってことなんですね。
これ、過去の出来事を受け止め切れなくて悪化してしまう可能性もあったわけですしね。見ていてちょっと怖かったです。
でもまあ、少女漫画ですからね。最後はきちんとハッピーエンドになるってわかってましたし。
それはそれでいいのかな?


山茶花の了くんの話なんかも収録されていました。
これ、桜ノ宮とフラグがたったの?と一瞬思ったんですが、三姫とフラグたって終わってなかったですっけ?
うーん、単純に了を「男女の力の差で負かす」という意味で桜ノ宮以外じゃ用が足りなかったと見るべきなのか。

山茶花組で登場してる男子って、桜ノ宮、三姫、田中の3人。
そのうち、三姫と田中は結構がっちりしている背の高い男子です。
なので「三姫や田中に負けるのは体格差もあるし仕方ない」と了が思うであろうことは容易に想像できるんですね。
逆に「自分より身長が低く力もないように見える桜ノ宮に負けるということ」は、了がいろいろ考えるきっかけになるんだろうな、と。

少しずつ変わっていけるといいな、と思いました。


この作品もあと2冊。
楽しみです。

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