ゴーストハント 5/いなだ詩穂(原作/小野不由美)
代替わりのとき、かならず変事が起こるという吉見家に調査を依頼されたSPR。吉見家にうずまく、正体のわからない力に立ち向かい、突然倒れてしまったナルは……!? ナルを欠いたまま調査を続ける麻衣たちは、吉見家とナルを救うことができるのか――!?
ちょっと久しぶりな気がするゴーストハントですが、
前巻を紹介したのは昨年11月頭のことだったんで、実際ちょっと久しぶりですね。
【呪いの家】が収録されています。
原作リライト版でいえば
海からくるものになりますね。
あらすじにもある通り、今回はナルが途中退場してしまい残ったメンバーで事件に挑むことになります。
とはいえ、ナル以外はフルメンバーなので戦力的な問題はあまりないんですが、ただ敵の正体を暴く頭脳がちょっと不安な感じでした。
が、実際読み進めてみるとわかるんですが安原さんが情報班として途中参戦することもあり、以外とどうにかなってます。
まあ、ぼーさんをはじめ(というか麻衣以外)SPRに関わる前は個人個人で「霊能者」として働いていたわけです。
ある程度の知識と経験があり、こういう対処が出来るのは当たり前なのかもしれませんね。
今まであまり活躍をしていなかった綾子ですが、今回ものすごい力を発揮しています。 綾子の能力は、うーんなんていったらいいのかな。
老木に宿る精霊?神?みたいなものの力を借りて、周囲に存在する霊を浄化するというもの。
効果はものすごいものの、綾子が力を借りられる木は精霊の宿るものに限定されていて、現代ではあまりないんだとか。
さらに、一度力を借りてしまうと、その木からはそれから半年は力を借りることはできないってことらしいです。
あまりにも条件が限定されすぎているのであまり活躍の場はなさそうです。
そしてラストで明らかになったナルのものすごい力。
麻衣に正論をつかれたナルがふるった気功にも似たその力はリンさんいわく、「スタイルは似ています。けれども気功とはぜんぜん別のレベルのものなんです」とのこと。
その正体について説明されるのは最終巻になるかな?
リライト版原作を最後まで読んでいるので、ナルの力の正体は知っていますが、まさに諸刃の剣すぎて怖いです。
あと1冊、2冊あるはずなので、近いうちにまた続きを紹介したいと思います。
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