王子と魔女と姫君と 11/松月滉
ついに昴は、本命の相手を自覚する!
そんな昴を誘い、夢路・隼人・米子の4人で向かった遊園地♥
楽しいデートになるかと思ったけど、夢路・隼人が昴に告げたのは切ない言葉…。
昴の気持ちに気づいた元姫達がとる行動は!?
トキメキ満点・切なさ少し! 急展開の第11巻!
昨日購入した1冊です。
表紙は昴と雪梨くんですね。
【62話】から
【68話】までが収録されています。
あらすじにも急展開とありますが、まさにそんな感じ。
今まで散々立ててきたフラグを回収して回ってるとでもいいましょうか。
隼人先輩、夢路先輩、雪梨くん、元親くんに返事をして回っています。
一つの恋の終わりは新しい恋の始まりでもあるのだな、と読んでいて思いました。
それぞれ昴へ思いを寄せていた彼らに好意を寄せる人々からするとようやくスタート地点にたてるとでもいいましょうか。
個人的に、染井さんには本当に頑張ってほしい。
今回、ようやく昴が自分の感情を受け入れます。
前世の呪い云々があったから昴は仁を好きになってはいけないと思っていたよう。
昴は仁が前世関係者だと知りませんからそういうことになっているんですが、仁の正体は魔女であることと
劇の内容を思えば、前提が全然違ってくるんですよね。
今までの描かれ方だと「王子の愛を得られれば」=「昴が元姫たちの中から誰かを選ぶ」だったんですよ。
でも、劇だと王子(前世昴)=魔女、魔女(前世仁)=王子。
立場が逆転してしまってるんですね。
だから、劇の内容が真実だとしたら、「王子(仁)が誰かを愛する必要がある」ってことになるわけです。
そして、王子=仁だと仮定すると、現在昴にアプローチしている元姫たちは蚊帳の外に置かれるのでは?と。
でも、そうするとなんで性別逆転転生してるの?ってことになっちゃうんだよなぁ。
昴の「師匠」呼びもあって理事長の正体は劇では米子さんが演じていた大魔女ってことで確定していいんでしょうけど……。
うーん。ややこしいです。
次巻最終巻です。
夏ごろ発売ってことなんで8月後半ってところかな?
楽しみに待ちたいと思います。
[2回]
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