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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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怪物王女 18

怪物王女 18/光永康則
汝に血の裁きをくだす。
闇に潜む異形の住人、怪物。
怪物たちを統べるは、王族。
第二王女である姫は、次代の統治者を定める闘争の渦中にいる。
姫の血を受け半不死身になった少年ヒロは、姫に仕える血の戦士になる。
異常生態系での決戦。
怪談が引き起こす惨劇。
そして、姫と血の戦士の魂に裁定がくだされる。


amazonで注文して、ポイントでお金払った場合とコンビニにお金払いににいった場合で発送までがあんまり変わらなくてなんか腑に落ちない。
支払が早い分、さっさと発送されてもいいような気もするんですが。


【第76話 腐海王女】
【第77話 創世王女】
【第78話 新説・学怪王女】
【第79話 裁定王女】

が収録されています。

【腐海】【創世】前巻の続きになります。
ギリアム王子が、フヒト王子を閉じ込めたってところまででしたか。

人類にとって有害であるガスにシャーウッド姫まで適応してしまいいったいどうなることかと思いました。
正直、菌類の成長&進化のスピードがめちゃくちゃはやくて。
絶望感が半端なかったので、ああいう結果になるとは思いませんでした。

炎の戦士と化したキザイアとフヒト王子の対決の余波で菌類は地球からの撤退を余儀なくされるわけですが、炎の戦士って何?って感じです。
キザイアがエミール王子亡き後、他の王族の元に下ったような描写がないのに関わらず血の戦士として生き続けている理由にもかかわってきそうですが、その辺の説明はされていません。

2人の会話で不死鳥も不死ではないんだろうということが仄めかされていますが、相変わらず情報が中途半端だなー。
シルヴィア王女の言う「超える」とはいったいなんのことだろう?めっちゃ意味深な終わり方してるから次で触れられるかな?と思ったら、次話は全然違う話なんですね……。


【新説】はぶっちーとヒロが学校の怪談に追い掛け回される話。
単品で見たら怪物王女らしい話ではあるんですが、前話が前話だっただけにちょっと嫌いを裏切られてしまいましたけど。

学校の怪談と言いつつも、発生の仕方などはどちらかというと、都市伝説っぽいかな。
なんというか、ぶっちーがこういう意識体に乗っ取られて令裡に血を吸われて事なきを得るっていうのはお約束になったのかな(笑)


【裁定】は笹鳴町にピラミッドが現れる話。
以前姫の手で倒されたファラオ の軍勢の関係者なんですが、復讐に来たというか、罪を裁こうとしているわけですね。

ファラオをけしかけた存在としてシルヴィア王女も罪に問われてるます。
シルヴィア王女ってその当時はキニスキー候に囚われていたんですけど、正直、シルヴィア王女ならそれくらい難なくやってのけそうでもあります。

シルヴィア王女は裁きの結果、無罪判決を受けます。
そして姫は裁きを受けるのか、ってところで今巻は終了。

正直、【新説】がいらなかったなぁ、と。
このまま終わりに向けて進むのかな?と一瞬思っただけにちょっと残念でした。

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