
モンタギューおじさんの怖い話/クリス・プリーストリー(訳者/三辺律子)
「ききたいかね、エドガー?」
「……もちろんです」
「すこし怖いかもしれんぞ」
「……だいじょうぶです」ぼくは強がって言った。
「よかろう」モンタギューおじさんはじっと炎を見つめた。
「始めるとするか……」
エドガー少年は怖い話が聞きたくて、森はずれに住むおじさんの屋敷に通っていた。
開かずのドア、悪魔の刻印、砂漠をさまよう精霊など書斎を埋めつくす小物にまつわる怖い話。
図書館で借りてきました。
初めて読む作家さんです。
【森をぬけて】
【ノボルノ、ヤメロ】
【元ドア】
【ベンチ飾り】
【ささげもの】
【剪定】
【額ぶち】
【精霊(ジン)】
【毛布箱】
【道】
【おじさんの物語】
が収録されています。
連作短編風味。
基本的に、エドガー少年がモンタギューおじさんの話を聞くという体をとっています。
【森をぬけて】はエドガーが、おじさんの家へ向かう様子が描かれているのでちょっと違いますが。
なんというか、あまり怖いとは思えませんでした。
怖いというより不気味といった方がいい感じでした。
そして物語のほとんどに救いがないので、そういうのがダメな人にはおすすめ出来ません。
児童書とするのはちょっとどうなのかな?と思いながら読んでいました。
子どもであるがゆえのちょっとした無茶、好奇心なんかが身を滅ぼすわけです。
ですが、登場する少年少女たちのほとんどがそこまで悪い子じゃなかっただろうに……と思ってしまうんですね。
もうちょっと救いがあれば印象が違ったのかなぁ、と思います。
図書館にこの作者さんの作品がもう1冊あったんですよね。
そちらも○○の怖い話だったのでシリーズなのかな?
今度借りてこようかな、と思います。
[1回]
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