とある魔術の禁書目録 3/鎌池和馬
「不幸だ……」
真夏の夕暮れ。補習帰りにジュースの自動販売機に金を呑まれた上条当麻はそう呟いた。
「ちょろっとー。なにやってんの、アンタ?」
カツッと革靴(ローファ)を鳴らしながら、御坂美琴は上条に声をかえた。
「お姉様?」
その後、美琴に顔形そっくりの御坂妹がやってきた。
三人の出会い。
それが事件の幕開けだった。
一方通行(アクセラレータ)と呼ばれる超能力者(レベル5)が起こす殺戮劇の幕開けだった――。
禁書目録もこれで3巻目なので、カテゴリ作りました。
4巻から先ってまだ手に入れてすらいないんですよ。というのも地元の本屋に売ってないんです。
5巻以降はある程度そろっているようですし、アニメの1期は見たのでだいたいのストーリーはわかるとはいえ、やっぱり順番どおり読みたいじゃないですか。
というか、4巻こそアニメでだいぶ省かれているらしいので読みたいんですけど。早く入荷してくれないかなぁ。
でもそろそろアマゾンで頼むものが出てきそうなので、もしかしたらそっちで頼むかも。
今回はほぼ科学側の話です。
超電磁砲(レールガン)の御坂美琴が一方通行(アクセラレータ)をレベル5から6に進化させるための実験を止めようとする話です。
この話を読んで、アニメを見ていたときに感じた疑問がひとつ解けました。
御坂編の上条さんといい、打ち止め編のアクセラレータといいめちゃくちゃ走っていたんですよ。
見ていて必死さは伝わってきたのですが、「バスとか乗ればいいじゃん」と。
でも学園都市の終電はめちゃくちゃ早いから(完全下校時間)、あの時間帯はバスが走っていないってことなんですね。
学生が大多数を占める学園都市ならではですね。
納得しました。
アニメではグロテスクな要素はだいぶ省かれていたのですね。
10031号(?)の死体描写とか、アクセラレータの指ガムとか。
読んでいてちょっと気持ち悪かったです。
アクセラレータのイっちゃってる感じはやっぱり怖いですね。
今回は当麻が勝利を収めました。物語的にはそうでなくてはならないと思うのですが、次回戦うことがあったらどうなるかなぁ。
確かに幻想殺しはアクセラレータにとって――というか能力者、魔術師問わず異能の力を持つものにとって――天敵といっていいでしょう。
でも幻想殺しは無敵って訳じゃない。
そう思うとアクセラレータってプライドは高そうですし、負けっぱなしをよしとはしないでしょうし。
少年漫画の敵キャラみたいな扱い(敵として登場、バトって敗北、強大な敵の出現に主人公サイドで一緒に戦う)になるんじゃないかと思うんですが、どうなのかな?
そのへんも楽しみにしつつ、読み進めたいです。
美琴が可愛らしかったです。
正直、インデックスよりもヒロインらしい気がしました。
私は美琴の方が好きですね。
黒子によって仄めかされていた「美琴の敵」。力持つものの宿命とでもいうべきか。
性格的な問題もありますけど、確かに敵は多そうですね。
あとはそうですね。
魔術の思想が科学サイドに浸透していたこととか、気になりました。
セフィロトの位については以前
レンタルマギカの感想を書くときに調べたのでそれを参照するとして確かに最高位ですら王冠(ケテル)。
細かなことはよくわかってないのですが、それでもちょっと不気味な印象を受けますね。
魔術の概念を持ち込んだのは多分、アレイスター・クロウリーだと思うのですがその辺はのちのち明らかにされていくのかな?
楽しみです。
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