ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 8 絆/西義之
禁魔法律家の集団「箱舟」の一員トーマスに捕らえられた五嶺を救出するため、トーマスのアジトへ乗り込んだムヒョたち。だが五嶺は既に半霊の姿に…。さらに、五嶺の霊化を食い止めようと必死になるエビスにも悲劇が…!?
今日は仕事が半日だったので何か小説を読もうと思っていたのですが、美容室に髪切りに行ったりしている間に小説を読む気が失せてしまいまして。
なので、手元に出しておいたムヒョロジを。
【第60条 トーマスという男】【第61条 蟲】【第62条 絆】【第63条 嵐の前】【第64条 コレクション・コンプリート】
【第65条 蠅王の鎧】【第66条 吸収】【第67条 完全なるもの】【第68 在り処】
の9話が収録されています。
全話、VSトーマスですね。
前巻で五嶺さんが襲われたところで終っていたのですが、それの続きです。
禁魔法律家トーマス。トーマスはMLS(魔法律学校でしたっけ?)の教師をやっていたこのです。
なので、ページの元同僚であり、五嶺の師でもあった人物でした。
禁魔法律家ってどこかイっちゃってる人多いんですが、この人もそうですね。
コレクションすることに全てをかけています。
しかもそのコレクションが、美醜とかそういうものではなく、人の思いだとか背景だとかそういうものが美しいか否かを気にしているようです。
エビスさんと五嶺さんの関係が見ていてよかったです。
五嶺さんはエビスさんをぞんざいに扱っていました。でもエビスさんが五嶺さんにとってパートナーであることには間違いなかったんですよね。
霊化蟲によって正気を失っていた五嶺さん。エビスさんの言葉で、一瞬正気を取り戻したかに見えたところの次。
あの大ゴマの使い方はうまい。
思わず「ああ…!!」とか言っちゃいましたもん。
あのシーンはちょっと泣きそうになりました。
で、五嶺さんの性別はいったいどっちなんだ。
60条冒頭でトーマスは五嶺のことを「五嶺お坊ちゃま」と揶揄してるんです。でも読者からの質問コーナーでは「さてどっちでしょう」とあります。
エビスさんたちが五嶺グループの人たちは「若」って呼んでますが、若っていう呼称は男性っぽいですよね。
五嶺陀羅尼丸っていう名前と、180センチ近い長身があったと思うので男性だと思うのですが。胸ないし。
禁書で出来ることがちょっと仄めかされてます。
禁書を使えば不死になることが出来るよう。
トーマスの禁魔法律書を破壊するため、ロージーが冥府の流砂に飛び込み……ってところで今巻は終了。
ロージーの煉が常人の数倍はあるっている設定があるから出来ることですね。
次巻の予告を見る限り、パンジャが登場するよう。
うわー楽しみ。
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