忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

お嬢様とは仮の姿!

お嬢様とは仮の姿! (角川ビーンズ文庫)お嬢様とは仮の姿!/喬林知
お嬢様とは仮の姿、エイプリル・グレイブスが祖母から受け継いだ裏稼業は、誇り高きトレジャーハンター。相棒(DT)と共に依頼をこなすうち、亡き祖母が守り続けた禁忌の箱にたどりつく。だがそこに箱の“鍵”の持ち主と名乗る将校が現れて……?
この世には、触れてはならぬ物が四つある。
「風の終わり」「地の果て」「凍土の劫火」そして「鏡の水底」。
まるマシリーズの謎が明らかに!? 秘密の(シークレット)ストーリー登場!


2ヶ月ぶりのまるマシリーズです。
タイトルと表紙だけ見ると全然違う作品っぽいですよね。私もはじめ外伝作品だと気付かなかったような記憶があります。


今回の話は、箱の鍵について。
開けてはならない4つの箱の1つが地球にあったって話です。

1938年のボストンとドイツが舞台です。
エイプリルがナチス親衛隊将校のリチャード(本当はリヒャルト)や、相棒のDT、フランス人医師アンリと箱を取り戻さんと頑張る話。

この話何度か読んでいるので、なんとなく結末はわかっていたのですが、アンリの正体とかすっかり忘れていました。
というかもしかしたら気付いていなかったかもしれないという迂闊さ。

アンリって、村田になる前の前の人物なんですよね。
あれだけヒントというか小ネタが散りばめられていたのになんで気付けなかったのか……。
「あと二、三回生まれかわらなきゃドイツサッカーのよさは理解できない」とかもそうですよね。

箱の装飾についてのコメント、エイプリルが疑問を思わなかったのが不思議。上の空だったからなのかな。
はじめの方で「僕が見た時は装飾具自体がなかったからね」とアンリ。
終盤で「後でつけた縁取りだって、百年二百年ですむものじゃないでしょうに」とエイプリル。
何歳なの?ってツッコミをしたくなりませんか。

アンリはタイミングを逃しただけで、秘密を打ち明けたいって思いはあったんでしょうね。
じゃなきゃああも際どい発言しないだろうと。きっと突っ込んで欲しかったんだろうな。


「鏡の水底」は誰の手にも渡らないように、と湖に沈められました。

後日談的な1980年代春の話。
コンラッドがエイプリルの孫と会話している訳ですが、これってユーリの魂を届けにきたときの話ですよね。
ユーリが生まれたのは6月でしたっけ?なら時期的にもそうでしょう。ユーリが生まれてしばらくは地球にいたようですし。

このときに持ち帰った「鍵」と今現在コンラッドの腕についている腕は同一ってことなのかなー。
いまいちよくわからない。その辺は本編を読んでいくうちに明らかになるかな。


イングラスなるシマロンの王が怖い。
シマロン王にそういう性質が受け継がれているとして、そりゃあどうあがいたって鍵の印が現れるわけないな、と。
箱の鍵としての性質と真逆をいくわけじゃないですか。

外伝作品ではありますが、かなり重要な話でした。
次作は本編に戻ると思うのですが、楽しみです。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

TRACKBACK

Trackback URL:

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR