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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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レンタルマギカ 争乱の魔法使いたち

レンタルマギカ  争乱の魔法使いたち (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 争乱の魔法使いたち/三田誠
魔術の世界を揺るがす『大魔術決闘(グラン・フェーデ)』の幕がきっておとされた! 穂波や猫屋敷ら魔法使いを罰する魔法使いによって編成された<協会>。そして彼らに仇 なして来た<王冠(ケテル)>の座(セフィラー)タブラ・ラサ率いる<螺旋なる蛇(オピオン)>の血戦はもはや必然。しかしこの決闘を取り仕切る<アストラル>伊庭いつきにはどちえらも勝 たせるつもりはなかった。その秘策とは――!! いつきの『力』を信じるものたちも続々集結、波乱を含み魔術の時間(マギ・ナイト)は加速する!


昨日アップした記事2つですが、忍者ブログの不具合で表示されにくくなっていたようです。
表示されていないときに閲覧してくださった方がいらしましたらすいませんでした。


レンタルマギカ最新刊です。
発売日に店頭で見かけたものの、ネットで頼んでしまったがために購入できなくてヤキモキしてました。
ようやく読めてすごくすっきりしました。


今回はあらすじにもあるとおり、『大魔術決闘(グラン・フェーデ)』がスタートします。
が、それよりもまず序章の諸刃さん(魔法使い、集う!に収録された『魔法使いの夏祭り』で登場した蔵名神社の神主さん)のセ リフに「えっ!?」とものすごい意味深です。

今巻はまさにオールキャスト。
御凪兄妹にはじまり、呪物商トリスメギストス、葛城家、ゲーティアに銀の騎士団、さらには協会に、螺旋なる蛇(オピオン)――そして新旧アストラル。
後登場していない既存の魔法使いって石動圭くらいですか?
圭は登場するとしても、協会サイドでしょうからアストラルと直接関わってくることはないかな。
魔法使いの約束でいつきと魔術決闘した彼なんかもいましたけど、あの子は出ないでしょう。

大魔術決闘の勝利条件は「伊庭いつきを魔術的な手段を持って倒すこと」
もう悲鳴ものです。心境的に穂波やフィンに近い感じですよ。

読んでいて思ったのですが、フィンってやっぱりいつきのこと好きですよね。
同じ妖精眼(グラムサイト)を持つものとして興味があるとかそんな意味合いじゃないと思うんですよ。
興味レベルであんな反応しないんじゃないかな。
あれは少なく見積もっても好意を持っているよなぁと。

香さんが「辰巳はわらわよりいつきの方が好きなのでは」とか言ってましたが、本当にいつきは男女ともに好かれる子ですね。

いつものごとく、オルトくんが可愛かったです。
えっと、74ページのオルトくんの描写「忠犬というよりは、主を振り回す悪戯な番犬という印象が強かった」ってあるんです。
そういう設定大好きです(爆)
これだけ緊迫した状況ではどうしようもないとは思いますが、オルトくんに振り回されるいつきの姿が見たい。

で、番犬な彼ですが、<紅い種>が伊庭司の手に渡ったときやっぱり彼がボロボロなのに立ちはだかってすごくテンションあがりました。


ていうか、伊庭司ですよ!
彼がどこまで計算して、どこまで本気なのか。
まったく読めません。ニグレドと世間話なんてしてますが、伊庭司が全てを語っているとは思えない。
本当にイレギュラーな存在ですから、何がどう転ぶのか……。
隻蓮さんが言いかけていた「やりそこねいたこと」がいったいなんなのか気になります。


えっと、今巻の終わりでそれぞれの動向は以下の通り。

アディリシア、ダフネは、アディリシア邸で礎(イエソド)と礎の使い魔(アガシオン)となったガラと対峙。
いつき、オルト、クロエ、辰巳はクリスタルツリーにて霊脈(レイライン)を奪い返すためジェイク、メルキオーレと対峙。
穂波と猫屋敷さんはユーダイクスさんに“幽霊屋敷”にて12年前のいつきの妖精眼に施した処置について話を聞いて相談していたところに霊脈を飛んできたフィンとツェツィーリエと遭遇。
みかんちゃんは香さんは2人で布留部市内を走り霊穴を清めてまわっています。
ラピスは呪力の消耗が激しいから鎬さんに応急処置を施されてます。
銀の騎士団のジェラールは過度の手出しが出来ないため、探査魔法を施し状況を把握せんとしている、ってところですか。

そして伊庭司は紅い種を持ったまま自ら囚われの身となって、協会の飛行船に。
飛行船内にいるのが確認されているのは、ダリウス・レヴィ、ギョーム、影崎さんに羽猫ことヘイゼル・アンブラー。
ヘイゼルは手出しすることはしないようですね。

そういや、黒羽どこいったんだろう。
鎬さんとこの神社には確か入れないはずだし……。うーん、何かあるなぁこれ。

螺旋なる蛇にいたっては未登場のキャラが2人もいますし、次巻以降どうなることか。

次巻の発売は年末か年始ってことなので、12月か1月ってことですね。
作者あとがきにある「新しいはじまり」ってのはいったい何のことなのか。
楽しみです。

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