創竜伝 11 銀月王伝奇/田中芳樹
国際演劇祭の準備で盛り上がる初冬の避暑地・霧立町で、数名の行方不明者が。調査を依頼されて、竜堂四兄弟は現地にのりこんだ。世界一の美女(自己申告)にして史上最 強の女戦士・小早川奈津子も巻き込んで、兄弟に次々と襲いかかる怪現象! 流星雨の夜によみがえる銀月王の正体とは? 謎と怪奇の特別編!
久しぶりの創竜伝です。
まあ、久しぶりといっても今回はあらすじにもあるとおり、特別編。パラレルめいてます。
四兄弟の設定だとかは変わっていないのですが、小早川奈津子とは初対面となっているので、本編とは別物として楽しむべきですね。
今回も前回の番外編(
5巻)のときと同様、生前に四兄弟の祖父である竜堂司が友人たちにのこした言葉がもととなって、トラブ ルに巻き込まれることになります。
霧立町という避暑地が舞台。
時期は11月とかそれくらいなので、避暑シーズンもスキーシーズンも外れているため、普段なら観光客の姿はなく、閑散としているはずなんです。
しかし、その年は国際演劇祭が開催されるために普段とは様子が違っていて。
その状況でトラブルを避けたいのにも関わらず、5人の人間が忽然と姿を消してしまうんです。
それについて調べてほしいというのが、竜堂四兄弟への依頼です。
若干気持ち悪かったです。
まあ直接的な表現はあまりされていないので、そこまで気になりはしませんでしたが、ラストに巨大ゴ○ブリめいた怪物が現れるので、それが嫌な人にはあまりオススメできません。
黒幕については見事に騙されてしまいました。
いかにもな怪しい人がいたので、そっちにばかり目がいってしまいました。
でもああも関係者の血縁ばかりが集まっていたので、あの人があの人の子どもであろうことはわかりましたけどね。
番外編って、茉莉ちゃんの扱いが本当に後方支援でしかないんですね。
5巻のときの方が出番多かったような……。
確か、服を届けようと自転車で走ったりとかしてましたよね?
今回は竜化したあと、そのまま空を飛んで竜堂家に戻ってしまうので、茉莉ちゃんは服と食事、あとはお風呂の用意くらいかな?
それだけをするために登場しただけでした。
茉莉ちゃん結構好きなので、ちょっと残念。
今回、もしかしたら小早川奈津子を殺せるチャンスだったんじゃ?とか思いましたけど、さすがに番外編であの人は殺せないですよね。
やっぱり私はこのシリーズの外伝作品あんまり好きじゃないようです。
次巻こそ本編かな?
いいかげん、14巻出ないのかな?とか思いつつ、ゆっくり読んでいきたいと思います。
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