おジャ魔女16/栗山緑 原作/東堂いづみ
春風どれみ、高校1年生! 今日は小学校の同窓会。はづきちゃんやあいちゃんたちみんなに会えるはず、なのにおんぷちゃんがいない……。どうしちゃったのかな? そして思い出の場所に行ってみると、そこにはなぜかMAHO堂が。もう一回魔女見習いになるの? なれるの? どうすりゃいいのさ~?!
ツイッターで存在を知り翌日には購入していたにも関わらず、読むのはずいぶん遅くなってしまいました。
ちなみに、この本が今年読んだ200冊目の小説になります。ラノベ児童書含むとはいえなかなかの冊数ではないでしょうか。
物語は中学卒業後高校入学前という春休みからはじまります。
どれみが同窓会に行くところからですね。
読んでいて非常に懐かしかったです。
どれみ、はづきちゃん、あいちゃん、おんぷちゃんはもちろん、マジョリカ、ララ、オヤジーデといった魔女関係者たち。
小竹や矢田くん、玉木などの元クラスメイトたち。
ぽっぷをはじめとする家族たちもたくさん登場していて。
テレビ放送時に夢中になって見ていたことを思い出しました。
あれからもう何年ですか?
どれみ終了後、
ナージャが1年、
プリキュアが8年くらいやってるのかな?
もう10年近く前の作品ってこともあって細かな点はかなり忘れているので、「ああそういやいたなそんなやつ」というキャラから「こんな子いたかな?」と思うキャラもちらほらいたのですが、そればっかりは仕方ないですね。
1章ごとに問題を1つずつ解決していくのですが、1つ1つがちょっとあっさりしすぎな気もしましたが十分楽しめました。
未だに記憶に残っている非情に印象深いどれみの最終回。
みんなバラバラの学校に進むことになり、それにショックを受けたどれみがMAHO堂に閉じこもったんですよね。
最終的にははなちゃんの「魔女であることを言っちゃう」っていう言葉に反応して飛び出してくるんだったと思うのですが、そのとき小竹が「みんなお前のことが大好きなんだよ!」と言っているんです。
この16でも触れられていますが、はじめ「オレは」と言いかけて言い直しているんですよね。
それだけ見ても小竹がどれみのことを好きなのは明白で。
それがあったから、最後の最後でどれみが先輩らしき人物にラブレターを渡しているのに納得が行かなかったんです。
小竹が報われなさすぎるだろう、と。
だから、それの詳細というか真相が明らかにされているのはすごく嬉しかったです。
そういうことだったのか、と(笑)
再び魔女見習いになったどれみたち。
おんぷちゃんが魔女見習いにならなかったのはよかったと思います。彼女は改心したとはいえ、初登場時のこと、芸能界に再デビューしたら苦労もまた多いでしょう。
そのときに「魔法でどうにかしてしまおう」って誘惑に駆られてしまいそうで怖いので。
今巻ではほとんど語られていませんでしたが、はなちゃんが非情に気になります。
はなちゃんは確かにわがままな子でした。でも今回マジョリカとの間におきた出来事は何かあったからこその行動なんじゃないかな。
何かがないんだとしたら盛大に叱り飛ばして欲しいです。
今巻はももちゃんが魔女見習いの格好で再登場したところで終了。
北海道の描写はちょっと突っ込みたかったんですが(本州が梅雨時の北海道で挿絵のおんぷちゃんみたいな格好したら絶対寒いと思うんですよね)、まあ物語の本筋には関係ないからまあいいや。
次巻の発売がいつになるかはとくに記載されていませんが楽しみです。
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