触身仏 蓮丈那智フィールドファイル2/北森鴻
異端にして孤高の民俗学者・蓮丈那智の元に「『特殊な形状の神』を調査して欲しい」との手紙が届いた。神とは「即身仏」のことらしい。類例のない情報に興味を示し、現地に赴いた那智と助手の三國だが、村での調査を終えたのち、手紙の差し出し人が謎の失踪を遂げてしまう――(表題作)。
日本人の根底にある原風景を掘り起こす「本格民俗学ミステリ」。待望の第二弾・
伝承に耳を傾けよ。怨念の声を侮るな。封印された歴史は、常に解放を待っている。
図書館で借りてきました。
北森さんの作品って久しぶりに読みましたが、やっぱりこのシリーズ好きです。
「秘供養(ひくよう)」
「大黒闇(だいこくやみ)」
「死満瓊(しのみつるたま)」
「触身仏(しょくしんぶつ)」
「御蔭講(おかげこう)」
の5編が収録されています。
私自身、民俗学について詳しいわけじゃありません。
正直、こういう小説で知る知識くらいしかそういうことをしらないのですが、それでも十分楽しめました。
ぶっちゃけ、途中で出てくる漢文だとか日本書紀だとかそういう文章の部分にはちょっと意味を理解できそうになくてどうしようかと思ったのですが、ちゃんと作品内で説明がなされているので原文が理解できなくても問題ないです。
途中で登場したビアバーってきっと
香菜里屋ですよね。
名前こそ出てませんでしたが、そうだと思うんですよ。
前巻でも登場してましたしね。
那智と三國の関係性が非情に微妙で。
いったいどうなっていくのだろうと気になりました。
そして今回やたら出番の多かった狐目さん。結構好きです。
こういう先駆者というか、人生の先輩めいた人ってきらいになれないです。
でも、このシリーズ4巻までしかないんですよね。
しかも
4巻に関しては、作者が亡くなってしまったがために婚約者で作家でもある浅野里沙子さんが完成させたんだとか。
そういう背景を知ると余計読みたくなってしまいますね。
地元の図書館にはまだなかったと思うのですが、10月発売とのことですからまだ希望は捨てずに待ちたいと思います。

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