夏目友人帳 8/緑川ゆき
ある日、ニャンコ先生と散歩をしていると木から落ちてきた鏡の欠片のようなものが目に入ってしまった夏目。そんな夏目をかばった田沼に妖が取り憑いてしまう事に。その妖 は割れた鏡集めに協力すれば、身体から出ていくという。鏡探しを決意する夏目達だが、別の妖の影が…!?
アニメ4期が絶賛放送中の夏目友人帳です。
4期初っ端から的場さんの話やっててテンションあがりました(笑)
【第27話 夏目、文化祭に参加する】
文化祭の最中に石に取り付いた妖に襲われる話。
ニャンコ先生が
前巻で的場さんに射られてから数日後の話のようです。
なのでまだニャンコ先生は包帯がとれていない状態です。
ちょびたちに言わせると、結界がザルだそうです。
この話でようやく多軌ちゃんと田沼くんが知り合います。
夏目が2人を紹介して3人揃って恥ずかしがっているところに思わずにやけてしまいました。
多軌ちゃんが「おしとやか」と評価されているのは、呪いのせいで他人と会話することを避けていたからなんだろうなぁ。
会話したとしても多分、脳内で内容を吟味して名前を呼ばないようにしていたんだろうし。
そういう評価されてしまった多軌ちゃんがちょっと可哀相だな、と思いました。
北本くんと西村くんの2人が男前だなぁ、と。
最新刊であとがきで触れられている三人が仲良くなった過程が描 かれていますが、すごくよかったですよ。
【第28話 映すもの 前】【第29話 映すもの 後】
田沼に妖が取り憑いてしまう話。
夏目をかばって田沼に割れた鏡を探す妖が取り憑いてしまうわけですが、そのときのやりとりが読んでるこっちも恥ずかしい。
妙にテンションあがってしまいます。
夏目が田沼くんに「困ってるならちゃんと話してくれ」と迫るわけですが、それを夏目が言っちゃうのか、とちょっと不満に思ってしまいました。
夏目は田沼くんや多軌ちゃんにあまり話していないというか関わらせないようにしているからなぁ、と。
でも最近はどんどん変わってきていますからね。そのへんはまだいいのかも。
普段は妖の姿をまともに捉えることの出来ない田沼くん。
取り憑いた妖の目を借りて夏目の見ている世界とおなじものを見るわけですが、とても貴重な体験になったのではないでしょうか。
【第30話 帰る場所 前】【第31話 帰る場所 後】
夏目と塔子さんたちの出会いの話。
夏目が藤原家の前にいた家で出会った妖が登場します。
前の家ってドラマCDか何かになってる話ですよね。
確かそこの家の息子の声を櫻井さんがやってるやつ。
夏目が塔子さんたちにああも妖関連のことを隠し続けるのも頷けるというか、理解できるな、と。
夏目にとって、藤原夫妻は自分を受け入れてくれたとても大事な人たちなんですよね。
最後の方でちょっと泣きそうになってしまいました。
【特別編8 ちょび徒然帳】
ちょび視点の話。
ちょびってなんだかんだ言ってるけど、結局人間が嫌いではないんですよね。
だから、人の子である夏目と関わることが嫌なわけではない。
妖たちの間での夏目の噂がすごいことになってますが、噂ってこういうものですよね。
ヒノエほど近い距離にいるわけではないけれど、ちょびもまた夏目の友人の一人である、と。
結構好きな話です。
明日は何か小説紹介したいなと思います。
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