王子と魔女と姫君と 6/松月滉
体育祭で吉野と勝負することになった昴。負ければ隼人に自分の気持ちを伝えなけれなならない。運命の体育祭当日、2人の勝負と恋の行方は――!? そして、イケメンたち&米子も大活躍★ しかし、その裏側では理事長が怪しい動きを…。昴の大切なものが奪われてしまう!!
昨日買ってきた王子と魔女と姫君と早速読みました。
朝けっこうはやい時間に読んでいたのですが、テンションがあがってやばかったです(笑)
前巻の引きで、染井さんと体育祭での勝負を持ちかけられて、ってところだったんです。
そのため、今巻は全編が体育祭での話になります。
体育祭自体は学年対抗だったらしく、そのため個人戦?で勝負します。
種目はパン食い競争、障害物競走、玉入れ、リレー、200M走、二人三脚、騎馬戦の7つかな?
改めて確認すると玉入れとかどうやって勝敗を決めたのかすごく謎ですよね。
明らかに個人でどうこうできる競技じゃない気がするんですが。
もともと染井さんは窓を出入り口にして木へ飛び移るような子だったのもあって、身軽で運動神経がいいのはわかっていましたが、本当にすごいです。
昴自身も運動神経いいですし、見ている側は楽しかっただろうなぁ。
勝負は引き分け。
「引き分けだからどっちも勝ち」ということに昴が話を(ほぼ無理矢理)進めたんです。
だから、染井さんの条件であった「隼人先輩に今の気持ちを伝えること」もやるし、
途中で追加していた昴の条件「友達になる」もどっちも行われたわけですね。
前巻を読んだ時点で、隼人先輩だけ早々と戦線離脱するってことなのかな?と思っていたのです。
個人的に染井さんと隼人先輩にくっついてほしいので、いつまでもくっつくことのない昴の方ばかり見ていて欲しくなかったというか。
そんな感じ。
まさかの隼人先輩の妹発言にはびっくりしましたが、染井さんが大切な存在であることには変わりないんですよね。
これがいつか恋愛感情に変わってくれることを願っています。
染井さんと昴の関係がいい方向に進んだのは本当によかったです。
そして、ふられたのは隼人先輩だけじゃなくて。
体育祭の後夜祭終了後に理事長の手で行われた“限定後夜祭”
そこで、昴の土下座というちょっと衝撃的なシーンとともに謝罪がなされます。
「今は恋が出来ない」と。
でもここで諦めたら話が終わってしまいますからね。
「ふられはしたけど誰か一人を選んだわけじゃないから諦める必要はない」となんとなく粘着質っぽいなぁと思ってしまいましたが、前世の話を持ち越してる時点でじゅうぶん執念深いか(笑)
そして、まさかまさかの展開にびっくりです。
帯の裏表紙側を見てそういう展開になるのはわかっていたのですが、まさか煤原くんがやっちゃうとは……。
今までなんとなく皆が同じようなイベントをこなしてきたこの作品。
ここに来て、抜けがけというか一人一歩先に進んだわけですが、いったいどうなってしまうのか。
次巻予告の『煤原様覚醒!』にはちょっと怖いような気もしますがいったいどうなるのか楽しみで仕方ないです。
番外編なのか入れ替わりネタもあるっぽいですし、次巻もまた楽しみです。
次巻は6月発売予定だそうです。
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