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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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ご愁傷さま二ノ宮くん 4

ご愁傷さま二ノ宮くん(4) (富士見ファンタジア文庫)ご愁傷さま二ノ宮くん 4/鈴木大輔
「わたし。一緒にお風呂に入っても、二ノ宮くんに身体を洗ってもらったことありません。ですから今日は……」
「お、お待ちなさい、この破廉恥娘!」
 エスカレートするサキュバス娘・真由の男性恐怖症克服訓練に、麗華(メイド)お嬢様が怒りの「待った」をかけた!
 このままでは二ノ宮峻護を真由に持って行かれてしまう。せっぱ詰った麗華が、起死回生の一発逆転をかけて繰り出した作戦とは――遊園地での一日デート!?
 そんなもんで真由のフェロモンに勝てるとも思えんが。なにはともあれ、こうしてお嬢決死のラブ・ミッションが始まったのだ! 付き人の妨害(おせっかい)はねのけ、恋敵(ライバル)の監視をかいくぐり麗華は勝利の美酒を味わえるのか!?……ムリかな、やっぱ。
 大人気サキュバス・ラブコメ、メイドさんもがんばってま~す♥


前巻を紹介したのが9月ですか。
ちょっと間があいてしまったかな。


あらすじにもあるとおり、遊園地でのデート回です。

麗華が頑張っています。
前半は読んでいてもあまり身が入らなかったんですが、読み進めていって最後の方にはちょっと興奮してしまいました。


2巻で明らかになった峻護と麗華の押さないことろの約束。
どうやら峻護はその後の真由とのキスにより、記憶と「二ノ宮」としての能力を失ったよう。
峻護が失った記憶というのは全てではなくて。
印象深いことは少しですが、かろうじて記憶に残っているんですね。

しかしながら、それはその後に真由と過ごしただろう日々と混合されていて。
読んでいて麗華がちょっとかわいそうでした。


今回、真由は変装して2人のデートをつけているんです。
少年へと変装した真由は何度か麗華と接触しているんです。
はじめこそ、真由が助けられていたんですが、最後には麗華を励ますためのもので。
麗華は見知らぬ少年へ自身の過去を「おとぎ噺」として語り、ちょっとすっきりするんですよ。

真由の手に渡ったレースのハンカチが麗華に正体がばれる伏線になりえるのはわかっていました。
ですが、まさかこの巻のうちでばれるとは思わなかったなぁ。

あいかわらず、主人公の影が薄いこの作品。
今回はサキュバス要素も薄かったですね。最初と最後に麗華のサキュバス人格がちらっと出てきたくらいですか。
正直、主人公より保坂先輩のが……とか思ってしまうのは私が保坂先輩好きだからだけではないと思います。


美樹彦と涼子によるとすでに第2幕なんだとか。
そして彼らが手出しをするのは第1幕までのことでこれからは傍観するしかないらしい旨も語られていました。
今後どうなるのかちょっと気になってきました。

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