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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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レンタルマギカ 死線の魔法使いたち

レンタルマギカ  死線の魔法使いたち (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 死線の魔法使い/三田誠
ついに大魔術決闘(グラン・フェーデ)が始まり、布留部市各地の戦闘は激化の一途を辿っていく。苦戦を強いられた穂波、アディリシアが、それぞれの決意を胸に切り札を切ろうとするなか、市内を巡る霊脈(レイライン)に異変が発生、戦闘中の魔術師たちの脳裏に、ある光景が映し出される。それは12年前――かつて、いつきが妖精眼(グラム・サイト)と交わった記憶であり、それこそが、すべての“始まり”だったのだ! いつきを取り巻いてきた様々な因縁の謎が、いま明らかに!!


すごい今更ながらレンタルマギカです。
物語の山場なので、ゆっくり読みたかったんですよ。
で、暇になる時期を見計らっているうちにこんな時期になってしまいました(^^;)


もうめちゃくちゃ叫んでしまいたかったです。
近くに親がいたので、叫ぶわけにも床バンバン叩いて萌えと燃えを発露させるわけにもいかず。
内心キャーキャーギャーギャーいってました。

私、レンタルマギカにおける押しCPはいくつかあって。
腐女子としてはダントツでオルいつ。次点はフィンいつ。猫いつもあり。
婦女子目線ならいつアディ穂のサンド。他CPだと影崎さんと黒羽なんかもいいなーといった感じ。

なので、オルトくんの忠犬っぷりが描かれるとテンションあがってやばかったです。ええ。
「実際オルトヴィーンなど、いつきと別れることに相当悩んだらしく(略)」(p174)とかね。
深読み万歳!って感じでした(笑)
閑話休題。


本編は、全編大魔術決闘。
それぞれある程度因縁のある相手との対決になっているのかな?

いつき、オルト、辰巳、クロエVSジェイク、メルキオーレ。
アディリシア、ダフネVS<礎(イエソド)>、ガラ。
穂波、猫屋敷VSフィン、ツェツィーリエ。

バトルにも心躍るわけですが、それ以上に手の内の読み合いにハラハラドキドキしてしまいました。
伊庭いつき、ダリウス、そして伊庭司。
司の存在は本当にイレギュラーなので、余計ハラハラしてしまいますよね。

<協会>のニグレド、<螺旋なる蛇(オピオン)>のタブラ・ラサは『魔法使いになった魔法』なんだとか。
司は竜の『アストラル』をそれにしようとしているわけですね。


今回「すべての始まり」が語られているんです。
今まで幼いいつきと穂波が幽霊屋敷で竜を見たから妖精眼に赤い種が宿ったと説明されていました。
しかし、それだけじゃなかったんですね。
本人すら知らなかったこととはいえ穂波にも原因があったんです。
『アンブラーの忌み子』。穂波の、アンブラー血脈には『竜を魔法使いにする術』が仕込まれていて。

いつきの妖精眼、穂波の血、<螺旋なる蛇>により龍脈に仕込まれた赤い種。
その3つが揃っていた。これはもう偶然ではなく、必然の出来事だったってことらしいです。

そのとき、死に掛けていたいつきと穂波を救ったのが柏原=影崎。
本来ならそのときに柏原さんは世界と同一の存在になっていたんだとか。
それを契約をもってダリウスが地上へ留め置いた。
人格だとか性格だとかそういうものが影崎さんと柏原さんで違うのはそのときの弊害というか代償というかそういうことらしいです。
司は自分の息子のために命をかけた影崎さんを柏原さんとして取り戻すために人生をかけている、ってことなんですね。
不覚にも泣きそうになりました。

司はいつきのことをめちゃくちゃ放置していたわけじゃないですか。
ここまで話が進んだらそれも仕方ないことだったとわかるわけですが、そんなことを知らない初期は「しょうもない親」なんだろうなと思っていたんです。
でもそんなことなくて。司はいつきを、息子を愛していた。
羽猫から語られたそれらにいつきは司をぶん殴ることを決めるわけですが、是非ぶん殴っちゃってください。


アディリシアが戦いの途中で魔神と同化しているんです。
その際、「魔法使いが魔法になること」が禁忌とされている理由が説明されているんです。
なるほどと思う一方で、呪力を制御する人がいれば問題ないのかな?とか思ってみたり。
よくわかりませんが、次巻で描かれるかな。

あと、前巻の感想を書いたときに触れていた石動圭も登場しています。
彼は協会サイドの人物だからアストラルに関わってこないだろうと予測していたんですが、がっつり関わってますね。
まさか、司が圭をメッセンジャーにするとは思いませんでした。

圭の言うとおり、この2人は似ているんだろうなぁ。
どちらも「魔法使いになりたかったけどなれなかった」存在。
圭は足掻いて足掻いて邪道なれど自身の限界を超えた。
司は魔法を研究して、魔法が使えないながら魔法に対抗する術を手に入れた。
やっぱり似てますよね。


戦場は、サタジットと影崎。
2人の道士が天仙となり巨人同士が激突した、ってところで次巻へ続きます。

これ読み終わって、失敗したなと思いました。
正月休み中に次巻まで読みきってしまいたかった。続きめっちゃ気になる。
この時期って残業が続くから読める時間が少ないんですよね。暇を見てなるべく早く読んでしまいたいと思います。

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