ご愁傷さま二ノ宮くん 5/鈴木大輔
二ノ宮家に緊急事態発生! 最強生物・二ノ宮涼子の留守中に、何者かが襲撃をしかけてきた! しかも黒ずくめで完全武装のあからさまに専門家(プロ)な人たち。
いったい何が目的なのか? などとノンキに推測する暇もなく、襲撃者たちの手を逃れた二ノ宮くんは疾る。真由&麗華を抱え、「ある」という噂の秘密の脱出口を目指す!
いつになく男らしい二ノ宮くんの勇士に、迫る危機をひとまず忘れ頬染める真由と麗華。武装集団とのバトルに加え、恋の死闘がやっぱり再発? 命がけのラブに、時と場合は関係ありませんっ!? いろんな意味で陥落寸前な二ノ宮くんに、明日はあるのかっ!? 大人気サキュバスラブコメ、今度はとってもダイ・ハード♡
前巻を紹介したのが11月。
ちょっと間があいてしまいましたね。最近そんなのばっかりです。
あらすじにもあるとおり、今巻は二ノ宮家が襲撃にあいます。
元々非常時に強いであろうことはわかっていましたが、彼ら冷静すぎますね(笑)
前巻のときにも思ったのですが、この作品主人公はいったい誰なんでしょう……。
いや、タイトルからしても峻護なんでしょうが相変わらず影薄い。
それだけじゃなくて、今回もラブコメ要素が薄い気がしました。
冒頭の寸劇と、クローゼットの中の一幕くらいですか?
3人が3人とも思うところがあって、グルグル悩んでいるもんだからラブコメってる余裕がないんだと思いますが。
峻護は2人から自身に向けられる感情が恋愛感情であることに気づいたもののそこから身動きがとれず、
真由は男装時に麗華から峻護との間にあった過去を知ってしまったものだから遠慮してしまって、
麗華は真由の発作を見てしまったから今までのように接することを躊躇ってしまうと。
難しいものです。
今回の(も、かな?)事件の黒幕は保坂先輩。
保坂先輩が道化を演じて情報収集を行った、ということですね。
新キャラ・霧島しのぶもまた麗華のためを思って保坂の策略にのった、と。
2人の会話の中に現れた『神威』。
真由のもつ力のようですが、詳細は不明。気になりますね。
「もう一人の保坂先輩」というものも気になります。が、次巻まで明らかになるようなものじゃないよなぁ。
エピローグで、真由と麗華が仲直りしているんですが、その途中で麗華の人格はサキュバスのものへと変貌してしまった、というところで今巻は終わり。
うーん、サキュバス要素も今回それくらいしかなかったんですが、こういう終わり方されるとやっぱり気になってしまいますね。
次巻はあまり間をあけず読んでしまいたいと思います。
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