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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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よろず屋東海道本舗 5

よろず屋東海道本舗 5/冴凪亮
インターネットで人気の何でも屋を開く志摩のコンビ。志摩の父の元同僚・弥一(よいち)に呼び出されて、2人が引き受けたのは宝探しの依頼。周り中が敵の中、泥棒の疑いまでかけられて絶体絶命の志摩は…!? 香の中の『キョウ』の秘密も少しずつ明らかに…。絶好調「よろず屋」第5巻!


一時期、志摩違いで検索からこられる方多かったのですが、最近落ち着きました。
きっと、青エクの志摩くんについて検索してたんだと思うんですよ。ちょっと申し訳ないな、と思ってました(笑)


【フリータイム ―よろず屋東海道本舗・13―】
ケーキ屋で強盗に遭遇する話。

志摩さんと香ちゃんは1巻で登場した『SWEET』にケーキを食べにいくんです。
そこには田辺さんに依頼をされたとかでAPPが店番をしていました。

まあ、それだけなら大した問題じゃないんですが、そこに強盗がやってくるんです。
コンビニ袋片手に、武器はボールペンというなんとも間の抜けた強盗です(まあ、鉛筆でもうまくやれば人は殺せますから油断は出来ませんけども)。

この3人が揃っていてそう簡単にやられるはずもなくAPPが半分志摩さんのせいで人質にとられたりしてしまいますが、まあなんとかなって。

「ねだられたわけじゃないけど、彼女が可愛いっていってた時計を誕生日にプレゼントしたかったから」
というなんとも力の抜けてしまう理由を語られるわけです。

彼女は高価なプレゼントが欲しかったわけじゃない、一緒に祝ってほしかったからだとさとして事なきを得ます。

変わりのプレゼントとしてケーキを持たせるというのがあったからケーキ屋が舞台だったんでしょうけど、いろいろいいのか、って感じ。
まあいいんでしょうけど。

香ちゃんが疲れてるらしい描写はここからされ始めるのかな?
学校、仕事、そしてよろず屋と忙しい生活してますからねー。


【心の糧 ―よろず屋東海道本舗・14―】
弥一に頼まれて宝探しに参加する話。

箱根まで弥一の知り合いだという鬼界さん宅を訪ねるんですが、なんていったらいいのかな。
昭和の遺産争いっぽい。

頑固な父親がいて、その子どもたちが影でぶつぶつ言いながら遺産について皮算用している感じ。
あまり歓迎されないものの、志摩さんたちは宝探しを開始します。

香ちゃんは粉かけられ、岩を落とされ、志摩さんは母親の形見のピアスをなくすし。
さらに泥棒と疑われて牢に閉じ込められたり、逃亡中の銀行強盗に襲われたりともういろいろ大変なことに。

最終的にはいい話で終わってますが、本当に危ない。
香ちゃんが自分の身をあまり大事にしていなくてめちゃくちゃ心配されたりしています。

この作品って全9巻でしたっけ?
折り返し地点ということもあり、ちょいちょい伏線らしきものをしいていってますね。


【透明な嘘 ―よろず屋東海道本舗・15―】
クリスマスに少女の兄になる話。

お兄ちゃんを探している少女・茜は後姿が似ているとかで香ちゃんと兄を間違えてしまうんです。
兄の代わりをしてあげて、俳優になるといって家を出たという兄を探してあげます。

兄は、まだ帰ることは出来ないけど、サンタとして茜の前に姿をあらわしてクリスマスだからこその話ですね。

兄の名前、利住(りずむ)っていうんですが、作中で香ちゃんが「珍しい名前だから」と言っているんですが、今じゃ珍しくもなんともないんだろうなぁ。

志摩さんったらエジソンたちが主催するクリスマスパーティーに出席しているんです。
女装して。
今回は香ちゃんも女装してますが、美人さんですね。

というか、真由子のキャラってこんなんでしたっけ?


【それぞれの選択 ―よろず屋東海道本舗・16―】
香ちゃんの姉・静の紹介で、彼氏が空き巣を働いているんじゃないかと疑う少女の依頼を受ける話。

志摩さんが中学生に間違われてるんだけど、志摩さんっていくつだっけ?
18、19くらいでしたか。まあ、志摩さんちっちゃいしなぁ。

静の口から「キョウが生まれたのはモデルをはじめる前」だということがあかされてます。
その理由まではこの時点では明かされてません。

結局、彼氏は空き巣じゃなかったんですが、本物の空き巣を捕まえるとき『キョウ』が登場するんです。
というのも、香ちゃんが「このままではケガをする→仕方ないか」みたいな思考回路になったからのよう。

そして『キョウ』の口から語られる言葉の数々は、志摩さんにとっては混乱を与えるものでしかないんだろうなぁ。

でも、香ちゃんの言葉で少し落ち着いてしまうんだからさすがです。


【雑煮殺人事件!? ―よろず屋東海道本舗・番外編―】
お雑煮を食べる話。

番外編ということでかなりめちゃくちゃな話です。
いいけども。

この話で、おがっちが初登場。
柱で作者もコメントしてましたけど、おがっち違和感がなさすぎて(笑)

おがっちの丸呑みはこの頃から健在です。

というか、真由子って妄想ならなんでもいいのかな。
香ちゃんとAPPで怪しい想像してるんですが。

いや、腐女子っぽい片鱗は初登場時からあったのかも。
だって志摩さんをライバル認定してたし。寛容というか受け入れる余地はあるんでしょうね。


おもしろかったです。
私の記憶が正しければそろそろ緊迫した雰囲気になっていくはずだから単純におもしろいとはいえなくなっていくんですが。
そのうち続きを紹介していきたいと思います。

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