東亰異聞(とうけいいぶん)/小野不由美
乱歩を凌ぐか!?
異界の官能美漂う伝奇ミステリの怪作――
明治29年、帝都――。人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈し、さらには闇御前、火炎魔人と呼ばれる人殺しが徘徊するもうひとつの街・東亰。夜闇に繰り広げられる企みには、鷹司公爵家の次期当主を巡るお家騒動の影も見え隠れして…。
人の心に巣くう闇を怪しく艶しく描く、大型女流による伝奇推理小説(ミステリ)!
図書館で借りてきました。
思ったより読むのに時間がかかって、読み終わらないかと思いました。
読み終わって酷く疲れてしまいました。
文体もかたく、会話文ですら普段使わないような言い回しが多様されていてすごく読みにくかったです。
まあここ最近、軽い本ばっかり読んでいたので、余計そう感じたんだと思いますが。
時間としては3時間超といったところでしょうか。
余裕ぶっこいて、3時から読み始めたのはまずかったです(^^;)
ご飯食べたりなんだりする時間を考えると、遅くとも5時半には読み終わっていたかったんですが、その時点でのこり50ページほどあって。
いやーギリギリでした。
よくわからなかった、というのが正直な感想です。
これは時間に追われて読むような本じゃないです。
じっくり腰をすえて3回くらい読みたい本。
多分、それだけ読んでも細部までは理解できないんだろうな、という印象です。
実は私、小野不由美さんの作品ってあまり読んだことないんです。
ゴーストハントのリライト版と、
十二国記を高校生の時に1度読んだ程度。
どちらもライトノベルというか、ジャンルとしては少女小説なので今回程読みづらいといった印象はなかったんですが。
初期の十二国記は別の意味で読んでいて辛かったですけどね。
十二国記に関しては何分読んだのがかなり前に1度きりなので印象が薄れているせいでもあるんだろうな。
あ、
くらのかみも読んだことあるや。
でも、ミステリーランドのキャッチコピーって「YAを卒業した人へ」でしたっけ?
あれも比較的対象年齢低めですからね。
閑話休題。
作中で語られていた「どちらとも知れず曖昧だから面白い」というのがこの作品を表しているのではないかな、と思いました。
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