アホリズム aphorism 1/宮条カルナ
空に島が見える者のみ入学を許される全寮制の共学「楢鹿高等学校」。
卒業した者には未来が約束された。
だが、夢と希望を抱く生徒たちを待つのは「神蝕」。
それは、現実を残酷に蝕む絶望の試練。
戦う者、抗う者のみが生き残る事を許される神の試練。
先日購入してきたアホリズムの1巻です。
表紙買いしたのが懐かしいです。
【第壱話 序】
【第弐話 始】
【第参話 曇】
【番外編壱 係】
【番外編弐 誰】
【あほりずむ的蛇足講座 壱】
【あほりずむ的蛇足講座 弐】
が収録されています。
1巻が発売された当時、帯の文句に惹かれて思わず購入しました。
「学校に殺される。」
何がどうしてそうなるの?と。
タイトルが軽い印象をうけるんですが内容はかなり思いです。
アホリズムって「格言」って意味らしいです。
内容としては結構グロイです。
ゲームだったらC以上にはなるんじゃないかな。死者がバンバン出ます。
入学者は204名だったらしいのですが、翌日翌々日くらいには105名とほぼ半分になってるくらいですから。
物語の舞台は、楢鹿高校。
そこに軟禁された学生たちが、「神蝕」で登場する化け物たちと戦い、どうにかして生き延びようとする話です。
生徒たちはそれぞれ1つ文字を持っているんです。
主人公である六道黄葉(もみじ)は「変」→姿を変えることができる
ヒロイン・比良坂アイラは「刀」→愛刀を具現化できる
とまあ、それぞれの能力を使い、時には協力しあい、時には敵対しながら過ごしていくわけです。
というか今回改めて読み直してみるとこの名字には悪意がありますよね(笑)
六道は六道輪廻からだろうし、比良坂は黄泉比良坂から来てるんでしょう。
そして作中でも語られている通り、楢鹿=ナラカはインドでは地獄を意味するんだとか。
全て死後の世界の話な訳ですね。
1巻を読んだのって結構久しぶりなんですが、先生方の存在をすっかり忘れていました。
むしろ先生とかいたんだ、と驚いてしまいました。
今巻は袴田くんがルームメイトに刺されたところで終了。
まあ、袴田くんですから問題はないんですけど、はじめて読んだときは驚いたなぁ。
近いうちに続巻も紹介したいと思います。
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