骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ/石田衣良
世界で一番速い音と続発するホームレス襲撃事件の関係は? 池袋ゲリラレイヴで大放出された最凶ドラッグ「スネークバイト」の謎とマコトの恋のゆくえは…。現代のストリートの青春を生きいきと描き、日本のミステリーシーンに新しい世界を切り拓いた、ご存知IWGP第3弾!まずます快調のTV化話題作。解説・宮藤官九郎
シリーズ第3弾。前作を紹介したのは8月19日?そんなに日数はたっていないと思ったのですがいつの間にか1月以上もたってました。
シリーズ第3弾ってことは石田衣良さんの作品を紹介するのもこれで3つめ。
なので、カテゴリ作成しました。
忍者ブログの仕様でカテゴリはいくつでも作れるようなんですが、表示されるのは100個めまでらしいんです。
今はまだ20個ほどなんですが、100を越えるのも時間の問題じゃないかなぁ、と思ってます。
フリーエリアにリンクタグで全部並べればいいのかな?
けどそれだと記事数反映されないですよねー。
うまい方法知ってるからいたら教えてください。
閑話休題。
『骨音』
ホームレス襲撃事件と最速の音の話。
タカシとマコトのやりとりが大好きです。
クールな王様と対等にいられる平民はマコトだけみたいですし、長いつきあいになるんだろうな。
そして、スライの自分勝手ないい様にかなりイラッとしました。
空気読めなさすぎだろう、あれは。
最後がいい話っぽく終わったのでよかったです。
『西一番街テイクアウト』
棒みたいな少女とその母親の話。
あらすじで、「現代のストリートの」となっているのですが、もう10年近く前の話だと気づいてびっくりしてしまいました。
この話に出てくる少女がミニモニやプッチモニで踊るとあるんです。
当時は作中に出てくる少女とそう変わらない年齢だったんですよ。
小学校のときにプッチモニやミニモニのCDを聞いていた記憶があります。
懐かしさにひたりつつ読んでいました。
タカシ、サル、マコトの3人のやりとりに笑ってしまいました。
この3人がそろうことってあんまりない気がするんですが、やっぱり好きだなぁ。
けど、この話でマコトたちが動いた理由というか目的?ですが、よく考えなくても妙な話ですよね。
「母親の売春する権利を求める話」なんですから。
『キミドリの神様』
地域振興券と若きNPO代表の話。
地域振興券もまた懐かしい、と思って読んでいました。
これも私が小学校のころ、だったかなぁ。
なんか一時的にすごかったような気がしますがよく覚えてません。
「ぼんど」と同じような地域振興券というと栗山町の「くりん」を思い出します。
北海道民なら知ってるんじゃないかなぁとか思うのですがどうでしょう。
確かにお金って、あの紙に「価値がある」って明言してくれる人、信じている人がいてはじめて価値ってものが生まれるんですよね。
地域振興券に限らず、クーポンなんかでもそうですけどあれの原価なんて何十円ですからね。
いつの日か彼が新たな事業をおこした話を知りたいものです。
『西口ミッドサマー狂乱(レイヴ)』
レイヴとドラッグとマコトのひと夏の恋の話。
レイヴと聞くと真島ヒロさんの
RAVEを思い出します。
途中までは古本屋、途中からマガジンを立ち読みした記憶があるのですが最後の方の展開がよくわかってなかったりします。
あれはきちんと読み込まないとダメなんだろうなぁ。
閑話休題。
一番はじめにスネークバイトの説明があったときに「なんで素直にウロボロスじゃないんだろう?」と思ったのですが、ウロボロスは組織名だったからなんですね。納得。
タカシがちょっと切れてますね。
うーん、確かにあれはうざい。
そういや、タカシによってくる女性の姿は多いとなっていますが、タカシがそれを相手にしているところって描かれてませんね。
タカシに恋人っていないんだろうなぁ。孤独でクールな王様なんでしょう。
ドラッグの賛否は面倒なのでほうっておくとして、エディがすごくいい人っぽかったので死んでしまったのは惜しいですね。
まあ依存症みたいでしたから長くはなかったでしょうけど。
もう少し長生きしてほしかったなぁ。
ラスト、マコトの恋が微妙な終わり方をするわけですが、マコトはいったい何年待つつもりなんでしょうね。
そういやこの巻ってタカシが毎話出てますね。タカシとマコトのやりとりが好きなので嬉しいです。
明日は何を読もうか未定です。
好きな作家に恩田陸さんをあげておきながら全く読んでないので恩田さんの作品でもよもうかなぁ。
何冊かしか持ってないんですが、何冊かは持っているはずなので。
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