完全版 地獄堂霊界通信 3/香月日輪
てっちゃん、リョーチン、椎名――。
彼らは上院町に悪名を轟かすワルガキトリオ、通称「イタズラ大王三人悪」!
三人は山で神隠しにあってしまった友だちを捜すため、街はずれにある謎の薬屋“地獄堂”のおやじの力を借り、
「神の国」を目指すことに……!!
(他三編、未収録原稿二編を収録
地獄堂シリーズ3巻です。
今回収録されているのは
『噂の幽霊通り』『森を護るもの』『神隠しの山』『魔女の転校生』『蛍の夜』『夏祭りの夜に』の6編。
蛍と夏祭りはSSです。
読んでる最中にいろいろテンションあがっていたので気にしてなかったのですが、今思うと今回怖くなかったですね。
1巻、2巻はかなり怖かったのですが、3巻は怖いというより教訓というかそんな感じ。
今回、ミッタンも竜也兄ちゃんもほぼ登場しません。
かわりに新キャラが多く登場します。
ちょっと気になったのが霊獣(いぬがみ)の日向。
“ひなた”ですか“ひゅうが”ですか?
多分、“ひなた”かなーと思って読んでいたんですがふりがなふってないっぽいんです。
完全版じゃない地獄堂ならわかるかなぁ。
今度図書館にいったら見てみようと思います。忘れてなければ(笑)
日向のちゃっかりぶりに笑ってしまいました。いいなぁ、かわいい。
そしてちゃんとカンナを守ろうとするのですから余計いい。
日向のビジュアルが非常に気になるのですが、その辺はみもりさん次第ですよね。
変幻自在の日向を漫画でどう表現し、同一人物だと判断させるのか。楽しみです。
カンナがかっこいいな。本当香月さんかっこいい女の子すきですよね。
拝くんとの関係もかわいくていいです。
そして魔女・流華が登場するんですが、私が何より驚いたのは流華のお父さんの勤め先。
『黎明苑』。
マジでびっくりしました。
『僕とおじいちゃんと魔法の塔』に登場する一色雅弥先輩の家で、
『妖怪アパートの幽雅な日常』に登場する詩人こと一色黎明との関係がかなり気になるあの黎明苑です。
流華のお母さんはスペイン人で『魔法の塔』のエスペロスもスペイン人って設定じゃなかったでしたっけ?
スペインってなんかあるんですかね。
さらににぎやかになった三人悪の周辺。
ホント楽しそうだなぁ。
次巻が楽しみです。
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