カゲロウデイズ 7 -from the darkness-/じん(自然の敵P)
とある夏の日に少年少女たちは出会った。それは、いつまでも終わらない、長い長い夏の一日だった。
燃え盛る屋敷から逃げ遅れた子供のキドは、迷い込んだカゲロウデイズの中でアザミと出会い、とあることを託される。
一方、外の世界ではついにメカクシ団の団員が全員集合する。自分たちをとりまく謎を解き明かすために立ち上がった!
原作楽曲の関連動画再生数が一億回を超え、コミックやアニメに幅広く展開している「カゲロウプロジェクト」をマルチにクリエイトする「じん」本人によるノベライズ第七弾、満を持して登場! 少年少女よ、その『目』を開け!
発売当時に購入していたんですが、相変わらず読むのが遅くて申し訳ないです。
【チルドレンレコード the -No.1-(1)】
【失想ワアド1】
【失想ワアド2】
【チルドレンレコード the -No.7-】
【失想ワアド3】
【チルドレンレコード the -No.5-】
【失想ワアド4】
【チルドレンレコード the -No.3-】
【失想ワアド5】
【チルドレンレコード the -No.1-】
【失想ワアド6】
【チルドレンレコード the -No.1-(2)】
【失想ワアド7】
【チルドレンレコード the -No.1-(3)】
【シニガミレコードⅤ】
【チルドレンレコード the -No.0-】
が収録されています。
【失想】は幼い日のキドの話。
【チルレコ】はメカクシ団の団員たちそれぞれの視点で現実世界での行動が描かれています。
視点の人物の団員ナンバーが振られているのかな。
1キド、7シンタロー、5モモ、3カノ。
そして0はアヤノです。
今回のメインはあらすじや目次でもわかるとおり、キドです。
幼少のキドは母をなくし、父の元に引き取られます。父は財閥関連の仕事をするお金持ち。
キドがお嬢様で姉と一緒にカゲロウデイズに飲み込まれたというのはどこかで聞いたことはあったのですが、背景は知らなかったのでちょっと驚きました。
キドのあの男勝りというか、固い印象の話し方はどこかで腹違いの姉・凛の影響もあったのかもしれないな、なんて思いながら読み進めていました。
キドの過去が壮絶だな、と思いながらもまさかこの時点でアザミと接触しているとは思いませんでした。
実はキドはすべてを知っていた。
けれど、幼いキドはそれに耐えきれず『隠す』力で自身を守っていた、と。
うーん、そう来たか、といった印象ですね。
で、この話って時系列的には
前巻よりも前の話になるんです。
5巻でエネが自分の体を取り戻したちょっと後からの話なので前巻でさらっと語られていたエネ=貴音だということは本人の口から語られていたようなので、シンタローが実は気づいていたってわけではなかったようです。残念。
で、同時にカノも『あちらの世界』についてやアヤノからの頼まれ事も、シンタローへアヤノの姿で酷い言葉を投げつけたことも暴露して許されています。
やはり隠し事をしていたというのが大きかったらしく、憑き物が落ちたというのでしょうか。ひょうひょうとした印象だったのが一気にかわいらしい感じになりましたね。
これ、日常パートが続けばシンタローにめちゃくちゃ懐きそう(笑)
ようやく自分たちの持つカードをさらけ出したことで、彼らは敵の正体を目的を知ります。
偉く時間がかかった気がしますが、作中時間ではまだ数日の話なんですよね。コレ。
そして、ようやく『カゲロウデイズ奪還作戦』が始まります。
ヒビモモのやりとりがすごくかわいらしかったです。
サインの件はそういえば、とひどく懐かしくなりました。そんなこともありましたね。
シンタローの頭脳のおかげってこともあるんですが、あまりにもサクサク進みすぎて(笑)
もう一波乱あるよね?と思っていたらやっぱりありました。
『冴える蛇』のスペックがいまいちわかりかねるんですが、『冴える』はケンジローからコノハへと移ったと。
能力は命の代わり。コノハにはすでに『醒める』がついているはずなんですが、二重に能力を持つことができるものなのか。
能力を持つと命の代わりに宿すでは何か違うのか、ただ単純に『冴える』が特別なだけか。よくわかりませんね。
『冴える』を倒すためにアザミがマリーの体に乗り移った、ってところで今巻は終了。
ラストの『チルレコ0』は口調からしてヒヨリとアヤノの会話です。
カゲロウデイズ内でのやりとりなんだと思われますが、アヤノはヒーローのもとに向かうらしい。
これはシンアヤ来るー?って感じですね。
そして、対『冴える』の舞台にいっさい登場しなかったセトはいったい何をしていたのか。
次巻が楽しみです。
[3回]
COMMENT
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Re:書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」に関するご案内
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コメントありがとうございました。