アンティークFUGA 5 バビロニアの紅き瞳/あんびるやすこ
ついに、探し求めていたペンダントを手に入れた風雅たち。三人は両親を封印した邪悪なつくも神のおそるべき正体を知る。
はたして封印することはできるのか?
物語は、いよいよクライマックスへ!
図書館で借りてきました。
ようやく借りられました~汗
前巻を読んだのがなんと2014年!
1巻にいたっては2012年のことなので、細部はかなり忘れてしまっています。
とりあえずは前巻は、風雅の両親が封印されたレリックのトカゲのアクセサリーを手に入れたってところまでだったようです。
とうとう両親と再会できる!と喜んだのもつかの間。
両親の封印を解くことどころか、姿を垣間見ることもかないませんでした。
それというのも、封印を施したものの力が強まってしまって、紗那や唯の力を持ってしても二人とコンタクトをとることが出来なくなってしまっていたのです。
落ち込む風雅でしたが、犯人を探し出して両親を助ける!と決意を新たにしています。
それと時を前後して、FUGAにルビーを探す不思議な客がやってきます。
その客の正体はソロモンの象徴、バビロニアの薔薇、シバの第三の目などと様々な名で呼ばれる存在であり、自ら紅き瞳――レッドアイと名乗ります。
レッドアイはなんと、風雅の両親を封印した犯人だったのです。
どうにかレッドアイを消滅させようとしますが、ものすごい力を持つ存在であり、唯も心の闇をつかれて囚われそうになってしまいます。
唯はなんとか自身を取り戻しますが、レッドアイを取り逃してしまいます。
レッドアイの正体を探る三人でしたが、そう簡単にはわかるはずもない――はずが結構あっさり判明しています。
店の常連となったジュエリーデザイナーの加奈さんが持ち込んだ情報が正解を導き出します。
この辺のご都合主義は、まあ仕方ないですね。
レッドアイを封印するための器物として瑪瑙のジービーズを手に入れようと画策します が、アンティークとしての価値が高いそれは高値で取引されるものです。
呪いの鏡を安価で手に入れる→つくも神を祓う(あるいは改心させる)→正規の金額で売るという金策に乗り出します。
そんな金策の中で手に入れたアンティークミラーに宿るつくも神・アンジェと持ち主であった小夜さんとのあれこれがあるんですが、そこは割愛。
復讐を望む小夜さんってことでちょっと某刀剣を連想してしまいました(私、某刀剣ほとんど知らないんですけどねw)
一度は、姿を見ることもかなわなくなった存在が再び心を通わすことが出来るようになったっていうのは良かったです。
長い年月を存在するゆえに、人間の醜いところも見る機会が多いつくも神たち。
今回のゲストが鏡だっただけに、余計に醜い所も見てしまったのかな、なんて思ってしまいました。
手に入れた瑪瑙のジービーズでの封印は失敗してしまいます。
しかしながら、レッドアイに与えたダメージもそれなりのもの。
最終決戦はもうすぐです。
次巻が最終巻、でもう1冊外伝があるようですね。
また近いうちに借りてきたいと思います。
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