小説 鋼の錬金術師 5 それぞれの絆/井上真 原作/荒川弘
師匠の元へ身を寄せていたエルリック兄弟は、かつて発行禁止になったという危険な本の存在を知る。
本を探して訪れた町で、イシュヴァール人の子供キップと、彼の親代わりを務めるアメストリス人の女性に出会った二人は、亡くなった母トリシャと自分たちの姿を重ねる。
そのころ、中央への栄転が決まっていたロイに、合成獣事件の任務が舞い込む。
信頼のおける部下とともに早期解決に乗り出すロイだが、事件の裏で手を引いていた人物と、思わぬ再開を果たすことに……!!
昨日言ったとおり、残りのノベライズを。
ゲーム版はまた後日。
鋼の錬金術師の世界は好きなんですが、ちょっと昨日今日と読みすぎました。
昔は、ラノベとかなら1日6冊読んでも平気だったんですけどねぇ……。
さすがにそれはもう無理っぽいです。
5巻はシリアスな話です。
国家錬金術師の苦悩と家族についての話。
人間兵器として働いたことのないエドワードと、人間兵器として働き軍を変えようとしているマスタング大佐と、軍を止め友人を復活させるため外れた道をいくリュオン。
時系列的にはマスタング大佐が中央にいく前の話。なので、ハボックが普通に仕事してるんです。
あらすじで「思わぬ再会を果たすことに」とあるんですが、途中でだいたい展開が読めてしまったというか。
もう少し予想を裏切る展開がほしかったな、とちょっと思いました。
ちょっと思ったのは、鋼の錬金術師の世界観で「輸血」ってあるんですね。
医療系に関しては本編でも細かいところまでは触れられていないのでちょっとびっくりしました。
アメストリス人とイシュヴァール人、確執というか溝は大きいのですが、こういう親子がいると少し未来は明るいのかな、と思います。
小説 鋼の錬金術師 6 新たなはじまり/井上真 原作/荒川弘
「機械鎧技師の聖地」ラッシュバレーで修行中のウィンリィはよい師匠と仲間たちに囲まれて、充実した日々を送っていた。
だが、片足を失って心を閉ざしてしまった少年と出会い、彼に拒絶されたことで、自分の進む道を思い悩むように……。
表題作「新たなはじまり」の他、中央に滞在中、派手なパフォーマンスで人助けを行うエドワードとその陰でフォローに奔走するアルフォンスをコメディタッチで描いた「アルフォンス、苦労する」を同時収録!!
鋼の錬金術師ってエドが主人公ですよね。
今回は、エドの出番が極端に少ない。
というのも今回の主役はウィンリィとアルだからなんですが。
『新たなはじまり』
ウィンリィの修行風景に関しては、ガーフィールさんがいい人すぎてびっくり。
正直、今までウィンリィがあそこを修行場所に進められたのは、あそこなら安全だから、だと思っていたんです。
ウィンリィって若い女の子な訳ですしね?
女性技師は珍しいんでしょう。そう考えるとああいう人の元で修行するのが一番安全なんだろうな、と。
そういう意味合いも少しはあるんでしょうけど、それだけじゃなかったんだな、と。
ウィンリィの目指すべき道は中々難しいでしょうけど、頑張ってほしいものです。
『アルフォンス、苦労する』
原作で「ホムンクルスをおびきよせるために自身を餌としてスカーに狙わるようにする作戦」の裏側の話。
エドがある程度の身長に成長するまで、このアルの苦労はなくならないんだろうなぁ。
本人が気にするほど身長って大事じゃないと思うのですが、周りがピナコばっちゃんをのぞき基本的に高身長ですから余計コンプレックスを刺激されるのかも。
アルの苦労がしのばれます。
「小さい錬金術師」いいんじゃないですか(笑)
明日は何読もうかなぁ。
とりあえず、ゲームのノベライズはしばらく読みたいと思わないので全然違う作品でも読もうと思います。
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