八潮と三雲 2/草川為
人間社会の隣にあり、九つの命を持つ猫達が住む「九生の猫」社会。命の恩人・八潮の役に立ちたい美猫の三雲は、「取り立て屋」の相棒として彼を手伝うことになる。ターゲットを見張るため、八潮が三雲の家に来ることに。もてなしに張り切る三雲だったが、そこに大騒動が…!?
もうとっくに紹介していると思っていたのですが、してなかったみたいです(^^;)
学園ベビーシッターズとか逢魔ヶ刻とかそっちを優先的に紹介するうちにすっかり忘れてしまったみたいです。
これの続きです。
九つ命を持つ猫たちの世界を描いた物語です。
三雲の家が壊れたからと、八潮さんの家に泊めたり、八潮さんがまたたび酒をあびて幼児化したりとなかなかおもしろい展開でした。
1巻では4を含んだ名前が出てこなかったんですけど、今回はでてきましたね。
今回出てきた猫たちは七瀬、六つ花、珊五、ひろ四、四束。
七瀬と四束は八潮たちと同じ取立て屋なので、これからも登場するんじゃないでしょうか。
柱でも触れられていましたが、ひろ四の名前はマジで適当っぽい。
けど人間はともかく猫たちは名前に数字が入っていなければならない、って制約がありますからね。
メインのキャラに使いたい名前はストックしておきたいでしょうし。
これ実は使い捨てキャラの名前ってそうとう大変なんじゃないでしょうか。
酔った八潮さんには、ごめんなさいドン引きしてしまいました。
今回の八潮さんのデレは微妙でした。幼児化してないデレを希望します。
けど、八潮さんと三雲がそれぞれ寝言でもらした「しーくん」と「李世」の存在がかなり気になります。
特にしーくん。李世は作中でも八潮さんの元飼い主だろうと三雲が見当をつけてましたが、しーくんに関しては謎。
読みきり「サテライター」も収録されてます。
切り捨ててきた「自分」にのっとられそうになる話。
ちょっとファンタジー。
うん、女の子のあの行動にはびっくりするとともの妙に納得してしまいました。
今回は草川さんの作品としては珍しくおとなしめの女の子が主人公でしたが、草川さんの作品ってああいう意外な行動をとるキャラクターけっこういる気がします。
明日は何を読もうかなぁ。
何か小説読みたいと思います。
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