相棒 警視庁ふたりだけの特命係/碇卯人(脚本/輿水康弘)
警視庁特命係――“陸の孤島”“人材の墓場”と呼ばれるこの窓際部署に所属するのは、切れすぎる頭脳をもつ変わり者の杉下右京と、熱血漢で人情家の亀山薫、ふたりだけ。右京の深く鋭い推理と、薫の神憑り的な山カンで、様々な難事件を解決していく。
<人気ドラマ待望のノベライズ! 連続ドラマ以前のプレシーズン3話を収録>
初期の「相棒」のノベライズです。
連続ドラマ以前の2時間ドラマ3本分の話。
当時、私は小学生だったのですが2時間ドラマが大好きな子どもでした。
親が2時間ドラマや推理小説が好きだったのでその影響で。
なので、土曜午後はテレビばっかり見ていた記憶があります。
(2時間ドラマの再放送がたくさんやってたのです)
今思うと嫌な子だったなぁ。
確かに2時間ドラマの相棒はおもしろかったです。が、こうも長く続くとは正直思っていませんでした。
若干続きすぎだとも思ってます。もうそろそろいいんじゃないんでしょうか。
第一話「コンビ誕生」
薫ちゃんが特命係に配属されます。
このころは確か特命係の部屋が大きいんですよね。
右京さんの態度が非常に辛らつというか、よそよそしいというか。
まあはじめだから仕方がないってところもあるんですが、ちょっとびっくりしました。
内容自体はある程度覚えていました。
ですが、最初から最後まできちんと覚えていたわけではなかったので、それなりに楽しめました。
これ2時間ドラマだったからそこまで問題ではなかったと思うのですが、ここまで人気シリーズとなってしまった今読むと犯人が分かりやすすぎる。
聞き覚えのない名前=その回だけの登場人物=……、というわけです。
第二話「華麗なる殺人鬼」
切り裂きジャックを模倣した連続殺人がおきます。
薫ちゃんの同級生が登場する話です。
作中でも驚かれてましたが、薫ちゃんが法学部ってことには驚きました。
ちょっと気になったのは、切り裂きジャックを模倣した云々の話。
そう詳しいわけじゃないんで、覚え違いかもしれないんですが、切り裂きジャックの被害者って5人じゃありませんでしたっけ?
そうだとしたらそれ以降はどうするつもりだったのかなぁ、とちょっと気になりました。
第三話「神々の巣窟」
右京さんが盲腸で運ばれた病院で転落死がおきます。
犯人の動機以外はほぼ覚えていました。
「死んでたの」と証言をしてくれたちょっと生意気な女の子とのやりとりが大幅にカットされていてちょっと残念でした。
あの子けっこう好きだったのになぁ。
人の命を握る、だから神々なんでしょうね。
全体的におもしろかったのですが、なんかライトノベルっぽいな、と。
あくまでノベライズなので、そこらの推理小説と一緒にしてはだめなのかもしれませんけど。
何度も再放送しているせいで、内容はほぼ把握していましたし。
1話1話があまり深く掘り下げられていないってこともあってすぐに読めました。
相棒のノベライズは中途半端に持っているのですが、何を持っているのか正直把握していません。
どうにかしないと。
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