ぬらりひょんの孫 2 リクオ、牛鬼と対峙する/椎橋寛
奴良組の壊滅を目論む妖怪・旧鼠に拉致されたゆらとカナ。助けに向かったリクオは、引き渡しの条件として、奴良組を継がないことを迫られるが…!? 組の存在を賭けた窮地に、築於がついに目覚める――!!
ずいぶんと久しぶりのぬら孫です。
前巻の紹介が去年の5月のことですから本当に久しぶり。
正直前巻の内容がうろ覚えだったりします。
【第八幕 リクオ、窮鼠の牙と対峙する】
リクオが旧鼠と対決する話。
タイトルが「窮鼠」なんですが、妖怪の名としては「旧鼠」。
これわざとなのかなー。
前巻で、カナちゃんとゆらが捕まっていたんですよね。
で、助けたければ奴良組をつぐな!と。
やっぱり夜若は麗しい。このころはまだ昼のリクオは夜の記憶がなかったんですよね。
ちょっと気になったこと。
ゆらが「式神さえあれば!」みたいなノリなんですが、陰陽師の術って式神がすべてってわけじゃないですよね?
ゆらの能力が式神に特化しているように見えますが、それ以外もある程度は使えないとダメなんじゃないでしょうか。
【第九幕 リクオ、熱を出す】
タイトル通りの話。
リクオが熱を出し、清十字団のみんながお見舞いにやってきます。
これ前後のつなぎの話ですね。
鴆くんの扱いが可哀想だったんですが、思いのほか上座にいてびっくりしました。
鴆くんって意外と偉いんですね(笑)
清十字団で合宿にいくことになり次話に続きます。
【第十幕 リクオ、妖怪ミステリーツアーに行く】【第十一幕 リクオ、捩眼山に留まる】【第十二幕 リクオ、夜の探索に出る】【第十三幕 リクオ、新月の夜に】【第十四幕 リクオ、捩眼山の頂上に立つ】【第十五幕 リクオ、牛気と対峙する】
合宿にやってきた山で妖怪に襲われる話。
捩眼山という牛鬼組の本拠地というか、そこに清十字団のみんなで泊まることになります。
そこでリクオたちは襲われます。
襲ってきたのは奴良組傘下の牛鬼組のもの。
つららを助けるリクオはかっこよかったんですが、いったいどこから刀出したんでしょうね。
そして、いつの間に和服に……。変化したら服も変わるってわけじゃないみたいですし。
まあ、洋服じゃかっこつかないですから、和服に変わっていても別にいいんですけど。
旧鼠を仕掛けたのも、手下たちにリクオたちを襲わせたのも奴良組幹部の牛鬼だったんですよね。
リクオを試すようなことをした理由だとかは次巻に続くもよう。
巻末おまけの「ある夏の日の牛鬼組。」がやたらほのぼのしているだけあって、本編との温度差がすごいです。
そして可愛い顔した牛頭丸の体が思いのほか鍛えていてびっくりしました。
これ見るまで、牛頭は女の子だと思ってたんですよね……。ホントびっくりしました。
次巻は今回よりは早く読んでしまおうと思います。
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