巴里・妖都変 薬師寺涼子怪奇事件簿/田中芳樹
警視庁史上、最強にして“最凶”の女性官僚(キャリア)・薬師寺涼子警視がパリに舞い降りた。パリの大学での特別講師として招かれたのだ。もちろん、忠実な僕(?)泉田準一郎警部補も強制同行……。空港に着いた涼子たちの目前で、老人がリスのような生物に“脳を吸われ”死亡してしまう。奇怪な生物が引き起こした事件に、涼子は嬉々として単独捜査を開始! 被害者が日本の巨大ハイテク企業・アルゴのヨーロッパ総支配人・藤城奈澄邸の使用人と知った涼子は、パリ市内の藤城邸へ突入するが……!!
地上で最も危険な女・薬師寺涼子の痛恨無比、傍若無人の活躍を描く絶好調シリーズ、特別書下ろしで登場!
ツイッターはじめてみました。正直あんまりやり方とかわかってないんですけどね(爆)
一応横に表示させてみましたので良かったら見てみてください。
多分しばらくはそれなりに頻繁につぶやいてると思います。
題名でもわかるとおり、今回の舞台はパリ。お涼もついに海外進出です(笑)
メインの登場人物は変わりませんね。
新キャラ(かな?)は、お涼のメイドさんのマリアンヌとリュシエンヌ。
見た目美少女なんですが、彼女らの能力はすごいですよ。
海外だろうと関係なし。
いつものごとく薬師寺涼子に泉田さん、お由紀に岸本さんの4人は今回もまた顔を合わせて化け物が関わる事件の捜査をすることになります。
このシリーズって泉田さんの視点で話が進むので、あらすじにも登場する藤城奈澄がはじめのうちはやたらすごい人みたいに思えたのです。
泉田さんも最後の方では「過大評価していた」とありましたし、本当にそこまですごい人ではなかったのですね。
今回、岸本警部補が大好きな「レオタード戦士ルン」の設定がいろいろ明らかにされてます。
なんかセーラームーンと戦隊ヒーローものを足して2で割ったみたいな感じ。
パープル、ゴールド、シルバーはセーラームーンでいうウラヌス、ネプチューン、プルートあたりってことなんだろうな。
幼稚園から小学校低学年時期にセーラームーンを見て育った世代としては反応してしまいました。
女性のマッドサイエンティスト(ドクター?)ってのがちょっと珍しい気がしました。
霊能者は女性でもそこまで違和感覚えませんでしたけどね。
そのドクターのあるセリフに思わず本当にあったらいいのに、と思ってしまいました。
そのセリフというのは「元素転換が自由になったら、(中略)放射性廃棄物や窒素酸化物を無害化することができる」というもの。
錬金術といえば真っ先に思いつくであろう「鉛を金に変える」というのは元素を変えることができるってことらしいので、そういうセリフが出るのもわからなくはないんです。
時期が時期なので、本当にそういうことが出来たらな、と夢想してしまうのは仕方ないことじゃないかな、と。
お涼が敵と対峙しているときに好きになる人の条件というか、モロ好きな人のことを話しているのです。
明らかに泉田さんのことを指しているのにそれに気付けない泉田さんが可愛くて仕方ないです(笑)
今回は屋敷1つがエスタメヌスなる化け物に食べられてしまっているのですが、ちょっと被害が少なめですね。
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