ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 10 運命/西義之
迫るミックの刃にムヒョは剣士を召喚!死闘に決着と思われたその時、ムヒョの魔法律書に異変が!? 一方ティキ打倒の情報収集の為、調査本部のペイジとヨイチはとある山中に隠遁する「イサビ」との接触を試みるが…!?
物語がどんどん加速してきていますね。
この辺は読んでいて先が読めなくておもしろいです。
【第78条 運命】【第79条 指名】
対ミック。
前巻の終わりで怪しく動いていたミックの剣でしたが、ミック=剣だからそう簡単には倒せないよう。
けっこう惜しいところまで行ったのですが、今井さんを人質に連れ去られてしまいます。
連れ去られる間際のムヒョの台詞がすごい。
「寝首をかくつもりでいろ」だもんなぁ。
【第80条 毒島執行人】【第81条 接触】
ムヒョの魔法律書が壊れ、梅吉のところの執行人と合流する話。
そして連れ去られた今井さんが、リオ先生と接触する話。
前々から危うい感じではあったんですが、とうとう魔法律書が壊れてしまいます。
もう真っ二つです。ビコが手探り状態で作る魔法律書は間に合わなかったため、一時的に見習用の弱い書を使うことに。
『4の3 六ひょうとおる』とあるのですが、『の』が逆なんですよね。
質問コーナーによるとMLSに通えるのは5歳から。ムヒョが5歳から通っていたとして8歳時に使用していたってことなのかな?
8歳=小学2年生ですからそこまでおかしくはないのかな。
ティキが今井さんを人質として指名した理由はペイジの部下だったからのようですね。
ペイジが誰と接触しようとしているのかが知りたかったよう。
今井さんはティキの元からリオ先生を連れて逃げ出します。
禁書の封印をとくことが出来るのはリオ先生のみ。リオ先生を連れていってしまえば一石二鳥ですからね。
そして箱舟メンバーがちらりと登場しています。
一見すると普通っぽいメンバーも多いな。
毒島さんの胸は凶器だと思う(笑)
顔色ひとつ変えないムヒョにびっくりですよ。ロージーや梅吉の反応が普通かと。
しばらく出番のなかったペイジ&ヨイチにスポットがあたったところで次話へ。
【第82条 イサビ】【第83条 山の怪の王】【第84条 トロイのベル】【第85条 新ルール】
ペイジ&ヨイチがイサビに会いに行き、新ルールが適用されるようになる話。
イサビというのは自らを使者化させ永遠の命を得た禁魔法律家であり、唯一ティキの倒し方をしるもの、ってことらしいです。
ティキの倒し方を知りたいわけなんですが、自分の城を汚されたことにぶちキレたイサビとのバトルへと発展していきます。
梅吉の正体が明かされます。
ムヒョのセリフ「人間か?」が伏線となっていたわけですが、気付けるか!
梅吉は実は使者で、正式名は「雲竜鼠」。
毒島さんの魂の半分を与えられているから、煉をもつってことらしいです。
毒島さんの遠隔魔法律で、梅吉と七面犬を吼千峡に飛ばし、ムヒョたちは陸路で後を追います。
そしてペイジVSイサビ。めちゃくちゃ強いわけですよ。
さすが禁魔法律家とでもいうべきか。
その苦戦の中で、ペイジは『トロイのベル』を発動させます。
トロイのベルは攻撃ではなく、開戦の合図。使者に肉体を捧げることを許可するためのもの。
そしてその新ルールにのっとった戦いが始まろうとするところで次巻へ。
【番外編 死のカウントダウン】
学校の怪談モノの読みきり。
これ本編を休んで掲載したやつとかだったのかな?
カバー折り返し部分に初出が載っているのですが、そこのジャンプの号数を見る限りではそんな感じっぽいんですが。
読んでいたはずなんですが、すっかり忘れてしまっています。
連載初期のような1話完結の話。
神様気取りの悪霊の話だったわけですが、教え子に手を出す時点で教師としてはダメじゃん、と。
こういう友情と嫉妬と相反する気持ちというか葛藤いうか、そういう話は結構好きです。
そういう感情はけっこうリアルだな、と。
次巻が非常に楽しみですね。
こういうバトルの途中っていうのは、続きがとても気になります。
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