保健室の死神 5 ウワサのあやしい占い師/藍本松
常伏帳で評判の駅前にある占いのお店。その人気の理由は自分の「長所」を視てもらえるという事…。噂を聞いたアシタバたちは、あやしい店内で、不気味な仮面をつけた占い師に視てもらう事になったのだが…!?
最終回を迎え、NEXTで5年後の話も発表され、あとは最終巻の発売を待つだけになってしまったほけがみです。
最近のジャンプ事情を考えれば、けっこう続いた方なんだろうなぁ。
【第35診 炎の球技大会】
球技大会の話。
打倒、鏑木真哉!をかかげる運動部が登場します。
なんというか、「これ別の漫画じゃね?」ってくらいスポ魂っぽい話でした。
藤くんと美っちゃんがつっこみに回ってましたが、あれ一種の空間影響型ですよね。
確実にノリは伝染してた。
闘魂(ファイティングオーラ)…蝶間林薫子(テニス部)
【第36診 気になる?健康診断】
健康診断の話。
タイトルは健康診断ですが、これ身体測定ですよね。
それとも扱われていないだけで、視力聴力なんかもはかっているんでしょうか?
中学生男子が身長のばしたいと願うのも、女子が少しでも体重軽くしたいのだとか、誰もが共感できるんじゃないんでしょうか。
でも前日から準備したところでどれだけ効果があるんだか、って毎度思いますけどね。
今回の病魔のビジュアルは一昔前にはやったダイエットDVDですね。
ビリー隊長のやつですね。
ちょっと気になったのですが、今の時代の身体測定って胸囲はからないですよね?
花巻さんを落ち込ませるためのネタとして利用するために、ってことだったんでしょうか。
整形(スタイルアップ)…宗方量
【第37診 ウワサのあやしい占い師】【第38診 仮面親子】【第39診 救出】
【第40診 奪われた才能】【第41診 完璧な子供】【第42診 遺した爪痕】
占い師編。
アシタバくんが大活躍の話です。
ジャンプ本誌掲載時、すっごいテンションあがった記憶あるなぁ。この占い師編に限りませんが、アシタバくんが活躍するときって異常にかっこいいですよね。
普段、目立たないふうな位置づけだからそのギャップがいいのかな?
アシタバくんの長所としてあげられている「思慮深さ」。
ほんの少しの情報で、危険を察知し、そのなかで外部への連絡すらおこなってしまうのですから、ほんと頭のいい子です。
こういう学校の勉強とは別の意味で頭のいい子って大好きです。
ちなみに、各人の長所は下記の通り。
シンヤ→力強さ 竜美(龍黄の姉)→母性 花巻→健気さ 山田(新聞部)→従順さ 美っちゃん→人望
本好くん→知性 鈍→忍耐力 ハデス先生→「冷血」 藤くん→回避力 経一→愚直
藤くんの能力は家がああだからこそ、培われた能力ですよね。
今回登場する占い師は、罹人(かかりと)なんです。
ハデス先生、「Wishing」の枕木夢路に続く、3人目の罹人ですね。
占い師の能力は長所(特技?)を奪い、他人に与えることができる、というもの。
占い師は奪った長所を自分の子供である操に与え、「完璧な子供」とすることで自信の存在をのこそうとしていたよう。
正直、占い師&操VSハデス先生&経一は見ていてつらかったです。
操については、今後ちゃんと語られるのでその時にでも。
そして、ついでとばかりにハデス先生の病魔も紹介されています。あらゆる感情を食べてしまう冷血。
その冷血に病魔(=感情の権化)を食べさせることで危うい均衡を保っているってことらしいです。
冷血(クルエル)…派出須逸人
劣等感(ユーズレス)…卑川鉄生(占い師)
【第43診 鈍、保健室へ行く】
占い師編後日談。
その後の卑川と操の話だとかまじめな話をしている一方で、安田くんも登場する話なのでお色気要素も若干含んでます。
卑川が使っていた水晶の出所が伏線として残っています。
長所を見抜く力は劣等感にはないらしく、それを担っていたのが、あの水晶な訳です。
そういう不思議な物体を扱う人物に三途川先生が心当たりがあるようです。
もう、安田くんがでてるとある意味安定してますよねぇ。
一気に日常ですよ。ちょっとすごい。
鈍ちゃんはちょっと百合っぽい上に、エロいので安田くんがああいう反応してしまうのもわからなくもないというか……。
ハデス先生のあの自己犠牲ぷりをやめさせたいわけですが、それは中々難しそうですね。
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