夏目友人帳 6/緑川ゆき
祖母・レイコの遺品である「友人帳」は手にすれば多くの妖の魂を束縛し、従え統べる事が出来る契約書。それを受け継ぎ、名を返す日々を送る夏目は廃屋で箱の中に閉じこめられた少年・カイを助ける。彼を狙っていた妖を撃退するも、妖怪祓い人・名取も彼を付け狙っていて…!?
絶賛アニメ放送中の夏目友人帳です。
アニメ放送地域じゃないんですが、ネットで見てます。こういうときネットって便利だなぁ、と思います。
【第二十話 タカシの友人(上)】【第二十一話 タカシの友人(中)】【第二十二話 タカシの友人(下)】
廃屋で閉じこめれていた少年の話。
泣ける話ではないけれど、夏目友人帳の中で1、2を争うくらい悲しい話ではないかと思います。
少年・カイと夏目は仲良くなっていくのですが、カイの正体を知る名取さんから忠告を受けます。
カイの正体は妖。しかも人間に化けて、人間社会の中にとけ込んでしまえるような力のある。
寂しがり屋な水神は、優しい子で。
些細なすれ違いからああいう結末になってしまいました。
夏目も名取さんもカイも不器用すぎるんです。
名取さんの「人か妖かどちらか選ぶべきだ」って問答は難しいですね。
今までの夏目だったら夏目自身を見てくれる人たちに出会えたことで、一気に人側に傾いていたと思うのですよ。
でも、人と出会うその傍らで優しい妖たちともたくさん出会ってきた。
きっと夏目はどちらも切り離すことができないんだろうな。
たとえ、夏目が妖を見ることができなくなったとしても、「大切な友人だよ」くらいは言ってそうな気がします。
そして、友人帳。
名取さんにはまだ秘密ですよね?
明らかに表紙見られてますけど大丈夫なんだろうか。
「友人帳」=夏目レイコが持っていたっていう連想は比較的有名みたいですからね。
名取さんは気づいていて見て見ぬフリをしているのかな。
【特別編5 夏目観察帳4】
子狐が夏目に会いに行く話。
先日アニメで登場していた子狐と全然違っていてちょっとびっくりしました。
原作子狐は少女めいてるけど、アニメ子狐はちょっとやんちゃ少年っぽかったですね。
まあ、先日のアニメの話の方が、この観察帳より後の出来事なので単純に成長したってことでいいんじゃないでしょうか。
共通点は「夏目が大好き」ってことですね。
【特別編6 レイコ懐古帳】
レイコとヒノエの出会い。
ヒノエって友人帳に名前のってないんですね。
ニャンコ先生(斑)ものってないし、夏目の周りにいる妖で友人帳に名前がのっているのは三條だけなのかな?
ニャンコ先生の言うとおり、ヒノエのツボがわかりません(笑)
なんであれでハートが打ち抜かれるんでしょう。
まあ、レイコさんは美人だから笑顔の威力大きそうですけど。
【まなびやの隅】
読み切り。
女子高生と先生の恋を描いた作品です。
すっごい不器用!
でも生徒と先生がそういう関係になったときのことを考えるとたとえ、生徒が猛アタックしたのだとしても悪いのは先生になりますからね。
手は出せないでしょうね。
私、基本的に少女マンガらしい少女マンガってあんまり読まないんです。
妹には私が好きなのは変な設定のものが多いといわれます。確かにふつうのラブコメとか持ってない気がします。
でもたまにならこういうのもいいですね。
次巻は的場さん登場。
先日アニメでやった話のところです。
楽しみ。
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